日本代表には、DFや守備的MFではヨーロッパで活躍している選手がいる。遠藤や守田、吉田、冨安らだ。守備はテクニックよりもフィジカルが優先されるし、6月のブラジル戦でもある程度抑えられたように、日本には守りの文化はある。
問題は攻撃的な選手だ。南野や三笘、伊東、堂安らレベルの高いリーグでプレーする選手には特に注目したい。そこで結果を出せるかどうか。
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鎌田はクルトワ相手でも点を取らなければならなかった
ワールドカップでの戦いは、当たり前の話だが、強豪国の代表選手と戦うということ。たとえばドイツやスペインの代表選手と争ってスタメンを取れないと、強い国と戦っても勝つことはできない。
攻撃的な選手には、何よりも結果が求められる。昨シーズンまでリバプールで南野の同僚で、バイエルンに移籍したマネは、すでに開幕戦で点を取っているよね。日本人選手にもゴールを求めることが大事だと思う。
10日のUEFAスーパーカップで、鎌田と長谷部がいるフランクフルトはレアル・マドリーに0-2で敗れた。鎌田は良いプレーをしていたけど、決定機は決められなかった。あのプレーを「相手GKのクルトワが凄かった」というのは、ちょっと違うと思う。
ワールドカップでは、相手がクルトワだろうがゴールを決めないといけない。ドイツにもスペインにも、上手いGKはいる。「GKが凄かったから、得点できなくても仕方ない」と言っているうちは勝つことはできないよ。フランクフルトは負けたのだから、鎌田が良くてもほめることはできない。
今シーズンは、ワールドカップで対戦するドイツやスペインのリーグに日本人選手がいる。イングランドやフランス、ポルトガルも含めて、強豪国の代表選手相手にどれくらい戦えるか。その視点で見れば、ワールドカップに向けて面白いと思う。