昨シーズンは6位フィニッシュでヨーロッパリーグ出場権を手にしたレアル・ソシエダ。昨季の成績を上回ってチャンピオンズリーグ出場権を手にするためにも、開幕から勝って弾みをつけたい。今夏に完全移籍でクラブに加わった久保建英は、右サイドの2列目で早速スタメン入り。ダビド・シルバ、ミケル・メリーノ、アレクサンデル・イサクら昨季の主力も先発に名を連ねた。
一方、カディスは昨シーズンのラ・リーガを17位で終え、新シーズンは3年連続で1部の舞台で戦うこと決定。今オフにレアル・ソシエダを退団してカディスへと移籍したホセバ・サルドゥアにとっては早速の古巣戦に。レアル・マドリードから加入したビクトル・チュストも公式戦デビューを迎える。経験豊富なベテランのストライカーであるアルバロ・ネグレドはベンチからのスタートとなった。
【スコア】
カディス 0-1 レアル・ソシエダ
【得点者】
0-1 24分 久保建英(レアル・ソシエダ)
https://news.yahoo.co.jp/articles/f3135a618f1bfcf89dc024ac34214da42df68596
久保建英の先制点が決勝ゴールに
ボールを握りながらもなかなか決定機に結びつかない中、“新戦力”が試合を動かす。24分、敵陣中央付近でボールを奪うと、ルーズボールがメリーノの元へ。顔を上げたタイミングで、バイタルエリアのスペースを見つけていたのは久保。最終ラインの背後へ抜け出してメリーノの浮き球スルーパスを引き出すと、ワントラップから右足でボレーシュートを叩き込んだ。前半はこのままレアル・ソシエダの1点リードで終了する。
後半に入ってもレアル・ソシエダが主導権を握る。63分にはイサクの落としを受けたD・シルバが左足を振るも、シュートはGKの正面へ。65分には右サイド深い位置に侵入した久保が右足で折り返すと、ヘレミアス・レデスマが触って浮いたボールをD・シルバがボレーシュート。強烈な一撃はGKレデスマのファインセーブに阻まれた。
後半アディショナルタイムには自陣でボールを奪ったモハメド・アリ・チョーが独走。長い距離を持ち運んでGKと1対1のチャンスを迎えたものの、シュートはGKレデスマの好セーブに遭い、追加点とはならなかった。
試合はこのままタイムアップ。久保のゴールが決勝点となり、レアル・ソシエダが開幕戦で白星を掴み取った。なお、久保は79分までプレーしている。