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「夏の間、ずっと取り組んできた」なぜ久保建英は今季1本目のシュートで初ゴールを奪えたのか。試合後に明かした“理由”


文字通り鮮烈なデビューを飾ったのが、久保建英だ。

今夏にレアル・マドリーからレアル・ソシエダへ完全移籍をした日本代表MFは、現地8月14日に開催されたラ・リーガ開幕節のカディス戦でスタメン出場。4-4-2の2トップの一角に入る。

そして、スコアレスで迎えた24分に、大仕事をやってのけるのだ。MFミケル・メリーノの浮き様のパスに反応し、ゴール前に飛び出したレフティは、左足のトラップからすかさず右足でシュート。“逆足”のボレーで先制ゴールを叩き出す。

結局、ソシエダはこの1点を守りきり、1ー0で勝利。ニューカマーの一撃が、決勝点となった。

https://news.yahoo.co.jp/articles/7a2a7fd3adc9099b315651b851b0347ef7e5dc13

久保建英の先制点が決勝ゴールに

試合後、スペイン語でフラッシュインタビューに応じた久保のコメントを、スペイン・メディア『El Desmarqu』のギプスコア版が伝えている。

昨シーズンのマジョルカでは48本のシュートを放ち、1ゴールしか奪えなかったが、今季は最初のシュートでネットを揺らした久保は、「今シーズンは違うものになると思う。夏の間、ずっとシュートに取り組んできたんだ」と、トレーニングに励んでいた事実を明かした。そして、アシストしたメリーノを称えている。

「ゴールの半分以上は彼のものだよ。とても冷静に受けられたし、ゴールキーパーを見る時間があった。クレイジーなパスだった」

さらに、イマノル・アルグアシル監督についても言及。「監督は僕に多くのプレッシャーをかけてくれた。それが良かったんだ。初日から、僕を信頼してくれた監督に感謝したい。遠くから僕たちを応援するために来てくれたファンにもね」と感謝の言葉を述べている。

自身の鍛錬、指揮官の期待と要求、そしてスペイン代表MFからの上質なパス。これらが凝縮した、見事な初ゴールだった。

次節、レアル・ソシエダは21日にバルセロナをホームに迎える。一方、カディスは20日に敵地でオサスナと対戦予定だ。
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