マンチェスターUは13日、ブレントフォードに0-4とまさかの大敗。開幕2連敗となった。
次戦22日リバプール戦まで中8日とやや間隔が空くため、もともと14日は休みの予定だった。だがブレントフォード戦の結果に激怒したテンハグ監督は試合翌日のオフをとりやめた。
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“懲罰走”が反骨心に火を付けることができるか
しかし、根性で危機を乗り越えようとしても、そう簡単にはいかないかもしれない。次戦の相手リバプールには、昨季2試合で0-5、0-4と完膚なきまでにたたきのめされている。あの時からマンチェスターUが飛躍的にチーム力を上げているとは思えない。むしろテンハグ監督が不満をもらすほど、今夏の移籍市場でのマンUの動きは鈍かった。
テンハグ監督は「我々は新しい選手を必要としている。クオリティーのある選手を。いまも動き続けているし、彼らを連れてくるためならなんだってする」と補強の必要性について強調する。チームは現在、ユベントスのフランス代表MFアドリアン・ラビオ獲得を目指している。だが同MFの獲得は、それによってチームが一気に好転するようなものではない。
ロナウドの存在もチームにとって悩みの種だ。シーズン前から欧州チャンピオンズリーグ(CL)に出場できるチームへの移籍を志願したと報じられ、結局マンUへの合流は開幕直前。にもかかわらずブレントフォード戦ではスタメンで起用された。周囲から不協和音が出てもおかしくない。
とはいえ、1番情けないのはロナウド以外の選手たちだろう。37歳のエースからポジションを奪うこともできず、試合での存在感も希薄。ロナウド以外に「チームを引っ張ってやろう」という気持ちが見える選手はいない。テンハグ監督が科した“懲罰走”が、彼らの反骨心に火を付けることができるといいのだが。