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バルセロナ、久保建英先発のソシエダを4発で下して今季初白星!34歳誕生日のレヴァンドフスキが2得点&アンス・ファティも躍動


21日のラ・リーガ第2節、レアル・ソシエダ対バルセロナは4-1でバルセロナの勝利に終わった。ソシエダMF久保建英は2試合連続で先発出場を果たし、70分に交代している。

ともにポゼッションスタイルを信条とするソシエダとバルセロナの対戦であり、久保にとっては下部組織に在籍した古巣との一戦。ソシエダのイマノル監督は久保のゴールで勝利した開幕節カディス戦同様に中盤ダイヤモンドの4-4-2を使用し、日本人MFを再び2トップの一角に配置した。対してバルセロナのチャビ監督は普段の4-3-3ではなく3-2-4-1を採用。中盤の中央にフレンキー・デ・ヨング、ガビ、ペドリ、フェラン・トーレス、サイドにデンベレ、アブデを配して、1トップにレヴァンドフスキを据えている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/88538b361c8f83a1d2f9fa89031ffe18607f7579

久保は後半途中で交代


キックオフから1分後、早々にスコアが動く。ゴールを決めたのはバルセロナ。ソシエダが勢いよく攻撃に出たことを受けて、一気に速攻を仕掛けると、左サイドのアブデのグラウンダーのクロスから、レヴァンドフスキ(この日が34歳の誕生日)が左足のシュートでGKレミーロを破った。バルセロナにとっては、これが今季ラ・リーガの初得点。

しかしソシエダも反撃に出ると、6分に同点弾を獲得する。久保とシルバのハイプレスでF・デ・ヨングからボールを奪い、シルバのスルーパスからイサクがペナルティーエリア内右に侵入。イサクは右足で絶妙なループシュートを放ち、このボールがGKテア・シュテーゲンの頭上を越えて枠内に収まった。

1-1となった後には、全体的にはバルセロナがボールを保持して攻め込んだものの、ソシエダも時折鋭い攻撃を仕掛ける。27分にはミケル・メリーノのシュートをT・シュテーゲンが弾き、そのこぼれ球を久保が左足で叩いたものの、枠の右に外れてしまう。また44分にはシルバがフィニッシュまで持ち込んだものの、こちらはT・シュテーゲンの超反応の横っ飛びに阻まれた。

1-1のまま迎えた後半、ソシエダは54分に右サイドのフリーキックから、キッカーのブライス・メンデスの送ったクロスがそのまま枠内に入る。が、ボールを押し込もうとしたレ・ノルマンがオフサイドポジションで、プレーに関与していたとの判断によりゴールは認められなかった。

対してバルセロナは64分、アブデとの交代でアンス・ファティを投入。すると、久保とバルセロナ下部組織で鎬を削ったバルセロナの現10番が、一気に流れを引き寄せた。アンス・ファティはまず66分、ペナルティーエリア中央でソシエダ守備陣を欺くヒールパスを後方(エリア内左)に送り、そこに飛び込んだデンベレのゴールをお膳立て。68分にはペナルティーエリア内で倒れ込みながら横パスを送り、レヴァンドフスキのこの試合2点目もアシストした。2点ビハインドをつけられたソシエダは70分、久保らを下げてアリ・チョーなど3選手を入れている。

バルセロナはさらに79分、今度はアンス・ファティ自身が得点を記録。ペナルティーエリア手前、ゴールに背を向けたレヴァンドフスキが右足で巧みにエリア内にパスを送り、ここから背番号10がネットを揺らしている。バルセロナはその後、ボールを回しながら時間を使ってソシエダの反撃の勢いを削ぎ、試合終了のホイッスル迎えている。バルセロナは今季初勝利で、ソシエダは連勝を果たすことができなかった。

次節、ソシエダはエルチェと対戦する。
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