2015年からマン・シティでプレーしてきたスターリング。その間にプレミアリーグ優勝4回、リーグカップ優勝5回など多くのタイトルを獲得。19-20シーズンにはプレミアでキャリアハイの20得点を決めるなど主力として活躍したが、徐々に出番を失い、昨季は30試合の出場のうち先発起用が23試合にとどまっていた。
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徐々に出番を失う状況に業を煮やし、チェルシーへの移籍を決断
「誰だって必要とされたいと思う。それはフットボールでも同じだ。懸命にプレーしていたし、子供の誕生日だって犠牲にしたのに、ある種の扱いを受ければがっかりする。あの時は怒っていた。激怒していたけど、もう過ぎたことだ。僕は今に集中している。チェルシーでもう一度才能を発揮するチャンスを得た」
このように語っているスターリング。さらにシティ退団を決意した最大の要因について問われると「考え方の違い、契約の停滞。マンチェスター・シティでは素晴らしい時間を過ごしていたのに、最終的にこうなってしまったのは残念だった」と答えている。プレミアリーグ王者でのさらなる成功を望んでいるものの、レギュラーの座を失ったことに耐えかね、潮時だと判断したという。
とはいえ、スターリングは「(シティに)文句を言うつもりはなかったし、挑戦する準備はできていた」と古巣に対する恨みつらみは一切ない様子で、すでにチェルシーでのプレーに気持ちを切り替えている。
「自分のフットボールに満足していないなら、幸せを取り戻すためにほかの選択肢を考えなければいけないし、僕はそうしてきた。僕にとってはこれが前に進む絶好のタイミングだった。自分の力を出し切れない場所にとどまることはできない。シティは素晴らしいクラブだ。多くのトロフィーを勝ち取り、この数年間の僕の成長を大いに助けてくれた。でも、自分自身について何がベストなのか、将来に何を望むのか考えなければならない時は来る。それが僕がここへ来た唯一の理由だ」