ブンデスリーガは27日、第4節を各地で行い、DF板倉滉所属のボルシアMGがバイエルンに1-1で引き分けた。板倉はFWサディオ・マネ、FWレロイ・サネとのマッチアップで決定機を阻み、敵地での勝ち点1獲得に大きく貢献した。
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バイエルン戦でフル出場した板倉
その後もバイエルンが主導権を握る中、板倉がまたしても魅せた。前半32分、まずはカナダ代表DFアルフォンソ・デービスとの対峙で侵入を遅らせると、そこからのパスを受けたザネにも素早くアプローチ。一度はスライディングがかわされたが、すぐに体勢を整えて足を出し、カタールW杯での対戦が見込まれるドイツ代表の決定的なシュートをブロックした。
なおも劣勢が続くボルシアMGは前半34分、MFトーマス・ミュラーのクロスをマネに押し込まれたが、ザネにオフサイドがあったとしてVARが介入。ゴールは認められず、命拾いとなった。すると同43分、自陣でのクリアボールが前線に流れると、ウパメカノのキックミスを突いたFWマーカス・テュラムが単独突破。そのままエリア内まで切れ込んでゴールに流し込み、先制点を奪った。
後半開始直後、バイエルンサポーターから大量の発煙筒が焚かれ、煙がスタジアムに充満したため試合が一時中断。ボルシアMGは後半15分、右からのCKに板倉がヘディングで狙うもGKに阻まれた。同16分には、左サイドを崩され、MFトーマス・ミュラーのフリックからマネに連続シュートを放たれるも、ゾマーが立て続けにスーパーセーブを見せた。
後半18分にはDFバンジャマン・パバールにスルーパスからザネに抜け出され、板倉は振り切られたが、後方からのスライディングでプレッシャーをかけ、タイミングを遅らせたシュートはゾマーがセーブ。その後もボルシアMGは次々に決定機をつくられたが、ゾマーが存在感を発揮していた。
それでも後半38分、A・デイビスに右サイドを侵入されると、ニアサイドでFWジャマル・ムシアラにつながれ、最後はザネの左足シュートでゴール。土壇場で同点に追いつかれた。しかし、同アディショナルタイムにはDFマタイス・デ・リフトのシュートにまたもゾマーがスーパーセーブを見せ、そのままタイムアップ。ボルシアMGは敵地で勝ち点1をもぎ取った。