加入2シーズン目の田中碧と、2019年からトップチームに所属するアペルカンプ真大の両日本人選手は今季、シーズン開幕からスタメンに名を連ねた。いずれも主力として高い期待が寄せられていたものの、両者はともに8月下旬から先発出場の機会を減らしてきていることから、現地メディアからは厳しい言葉が投げかけられている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/2e66cb8de2ee146eb23496cd046510444bfdb864
デュッセルドルフで2年目を迎える田中。今季は早くも正念場に立たされている
同メディアは「アオ・タナカとシンタ・アペルカンプは今シーズン、フォルトゥナでもアジアのファンを刺激する中盤のビッグスターになるはずだった。しかし、ここ数週間は、日本の選手は全く期待外れに終わっている」と、両日本人プレーヤーの最近の動きを評した。
また、田中については「新シーズンの最初の試合では、少なくともタナカは納得のいくプレーをしていたが、最近は調子を崩し、次第に姿を消していった」と印象を述べており、「最初の4試合はかなり高い確率でパスを成立させたが、それ以降はどの試合でも序盤の割合に及ばない。タックル数も急降下している」と言及している。
さらにアペルカンプへは「チームの中心に据えられるはずだったが、彼は成績不振でレギュラーの座を失って久しい。元DFB U21代表選手はクラブの中でも最高の選手の一人なのだが、現在、際限なくミスを犯している」として、見解を示した。
他にも記事では、同クラブから日本スポンサー企業2社が撤退したことを報じており、「最悪の出来事だ」と同メディアによるコメントが綴られており、その影響により「ワールドカップの長期休暇中にアジア遠征の計画があったが、実現しないことになった」とも明かしている。
その上で「タナカ、アペルカンプの調子が悪く、日本企業もいないという、この日本の危機を早く終わらせなければならない」と、悲観的な言葉を並べた。