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久保建英、左MF起用で1G1A「打った瞬間入ったと」「代表で勝負するとしたら左なので」勝利貢献


日本代表MF久保建英が所属するスペインリーグのRソシエダードはアウェーでジローナと対戦し、5―3で勝利した。先発出場の久保は1得点1アシストの活躍で勝利に貢献した。

【スコア】
ジローナ 3-5 レアル・ソシエダ
【得点者】
0-1 8分 アレクサンダー・セルロート(レアル・ソシエダ)
1-1 23分 ロドリゴ・リケルメ(ジローナ)
2-1 27分 アルナウ・マルティネス(ジローナ)
2-2 42分 アレクサンダー・セルロート(レアル・ソシエダ)
3-2 48分 バレンティン・カステジャーノス(ジローナ)
3-3 66分 ブライス・メンデス(レアル・ソシエダ)
3-4 71分 マルティン・スビメンディ(レアル・ソシエダ)
3-5 85分 久保建英(レアル・ソシエダ)

https://news.yahoo.co.jp/articles/0211101455b39b7fec8186708847dd41256054d9

久保建英が1G1Aの活躍でソシエダの連勝に貢献


後半40分、自陣からのカウンターでFWソルロートが抜け出すと久保は全速力で駆け上がりボールを呼び込んだ。絶好のボールが足元に入る。頭にあったのはシュートだけだった。

「ボールを受けた瞬間に、もうシュートで終わろうと。その前にシルバ選手からボールがきてクロスしたけど、あれも打とうと思えば打てたなと頭に残っていた。対面の選手は緩急をつけた動きにはついていけないと思っていたので、一瞬のスピードで抜ききらずにシュートを打とうと。打った瞬間に入ったと思いました」

ワンタッチで相手DFを外し左足を一閃。シュートは右ポストを叩きゴールに吸い込まれた。今季2点目となるゴールは、両チームあわせ8点が入った乱戦を決着付けるものとなった。

後半終了間際という時間帯、試合を通じて攻守に走り回った疲労もあったはずだが、「今日は相手GKにプレスするシーンがあまりなかったので体力もあり余ってました。カウンターのときに上がれるように、ということを今年は意識している。ソシエダというチームが僕のことをいい選手にしてくれている」とさらりと言いのける。

この日も主戦場は前週の日本代表、米国戦と同じ左サイドだった。トップ下は鎌田大地からダビド・シルバへ変わったが、「左の久保」の存在感は変わらず。前半8分には左から縦に抜け先制点をお膳立て。公式戦3試合連続となるアシストでチームに勢いをもたらした。

「現状、代表で勝負するとしたら左なので、こうやって結果を残して最初からやれると見せられたのはすごくいいのかなと。米国戦は守備に追われましたけど、少し前目で使ってくれたらこうなるというのを見せられたと思うので、しっかり自信になりました」

この試合は日本代表の斉藤俊秀コーチがスタンドから観戦した。育成時代から共に戦ってきた恩師の前で決めたゴールには「感慨深いものがあった」という。

「すごく調子はいい。このままいけば僕はたぶん(代表のポジションも)ファーストチョイスだと思っている。かといってW杯はあまり意識しすぎずに。半年前までは僕がW杯に選ばれるということすらあまり考えていなかった。これを当たり前だと思わずに、鎌田選手も言ってましたけど、今はチームのために貢献することが大事だと思います」

力強い言葉からもコンディションの良さと自信が伺える。クラブでの結果が代表につながる好循環の中、表情には充実感が漂っていた。

次節、レアル・ソシエダはミッドウィークのELを挟んで、9日にビジャレアルをホームに迎える。
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