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久保建英、今季4アシスト目!レアル・ソシエダがEL4連勝でグループ突破を決める


レアル・ソシエダは13日にヨーロッパリーグ・グループE第4節、本拠地アノエタでのシェリフ戦に臨み、3-0の勝利を飾った。MF久保建英は公式戦5試合ぶりのベンチスタートとなり、62分から出場。今季4アシスト目を記録している。

引き分けで2位以上の順位を確定させ、次ラウンド進出を決められるソシエダ。イマノル監督は出ずっぱりだった久保をベンチに置き、度重なる負傷で長期離脱を強いられていたカルロス・フェルナンデスは1年半ぶりにスタメンとして、スルロットと2トップを組ませた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/1ce111af17c97e0f044fc6dabe70416fdf3218fc

途中出場の久保


中盤をシルバ、ブライス・メンデス、ゲバラ、トゥリエンテスで構成する4-4-2を使用したソシエダは、立ち上がりからボールを保持してシェリフ陣内で試合を進め、B・メンデスがポスト直撃のミドルを放つなどアノエタを沸かせる。そして33分にはディエゴ・リコを倒したゾホウリが2枚目のイエローカードで退場となり、数的優位に立っている。

10人のシェリフを攻め立てるソシエダが先制点を決めたは、前半アディショナルタイム1分のことだった。スルロットが右サイドからペナルティーエリア手前に切れ込むと、シルバの縦に抜け出す動きを囮にしながら左足でシュートを放ち、これが枠内に収まった。

1-0で迎えた後半もソシエダは主導権を握り続ける。ハーフタイムにシルバとカルロス・フェルナンデスに代えていたイマノル監督はさらに60分、ブライス・メンデスとスルロットも下げて久保とウルコを投入した。

ソシエダは本職の右サイドハーフとしてプレーする久保を中心に攻撃を展開。日本代表MFはいつものような果敢なドリブルほか、冷静な判断・タイミング・技術光るスルーパスや浮き球のパスでもってチームの攻撃を活性化していった。そうして65分、ソシエダがリードを2点に広げる。ロベルト・ナバーロのスルーパスをペナルティーエリア内左で受けたディエゴ・リコが、狙い澄ました左足のシュートでネットを揺らした。

その後もソシエダの勢いは衰えず、81分には久保のアシストからチーム3点目が生まれる。左サイドのゲバラが送ったクロスはファーへと飛び、ゴールラインを割ろうとしていたが、猛烈な勢いで駆け出した久保がラインを割る直前にヘディングで中央に折り返し、このボールをロベルト・ナバーロが右足で押し込んだ。

これで久保の今季公式戦成績は2得点4アシストに。しかも同じ時期にバルセロナ下部組織にいた、21歳ナバーロのソシエダトップチームでの初得点をお膳立てして。久保はアシストの直後、今季ソシエダBからトップチームに正式に昇格したナバーロのもとへ一番に駆け寄って、肩を組みながら旧友の初得点を喜んでいる。

ソシエダは3点リードを維持したまま試合終了のホイッスルを迎え、グループステージ4連勝を達成。勝ち点を12で首位を快走し、グループE突破を確定させた。なお同グループの順位は首位ソシエダ(勝ち点12)、2位マンチェスター・ユナイテッド(勝ち点9)、3位シェリフ(勝ち点3)、4位オモニア(勝ち点0)となっている。2位は次ラウンドでチャンピオンズリーグのグループステージ3位のチームと対戦するが、ソシエダは過去3シーズンは2位通過の後にいずれも敗退を強いられてきた。今回は首位通過を果たしたいところである。

次節は27日に行われ、レアル・ソシエダは敵地でオモニア・ニコシアと対戦する。
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