
リヴァプールは1月に公式戦6試合を消化。成績は1勝2分3敗で、勝利したのはFAカップ3回戦再試合のウルブス戦のみと非常に苦しい時期を過ごした。現在プレミアリーグでは暫定ながらもまさかの10位につけている。巻き返しを狙う2月の公式戦初陣では、現在残留争いを強いられているウルブスと敵地で対戦する。
リヴァプールは前回開催の公式戦であるFAカップ4回戦のブライトン戦からスターティングメンバー2名を変更。ジョエル・マティプ、ダルウィン・ヌニェスが先発に復帰した。一方、ウルブスは前節のマンチェスター・C戦から4名を入れ替え。今冬の移籍市場で新たに加入したクレイグ・ドーソンとパブロ・サラビアがそれぞれ初スタメンに名を連ね、マテウス・クーニャも2試合ぶりに先発に名を連ねた。
【スコア】
ウルヴァーハンプトン 3-0 リヴァプール
【得点者】
1-0 5分 ジョエル・マティプ(OG/ウルヴァーハンプトン)
2-0 12分 クレイグ・ドーソン(ウルヴァーハンプトン)
3-0 71分 ルベン・ネヴェス(ウルヴァーハンプトン)
https://news.yahoo.co.jp/articles/beb360abb877cd5b443f182709e2b3aa74a55861
ウルブス、リバプールに3発完勝で2試合ぶりの白星

続く12分にはウルブスが敵陣右サイドでコーナーキックを獲得する。R・ネヴェスの放ったボールにクーニャが反応すると、ペナルティエリア右の深い位置からクロスボールを供給。このボールはニアサイドのジョー・ゴメスにクリアされるも、中途半端になったところをマキシミリアン・キルマンが見逃さず、ヘディングシュートを放つ。このシュートが相手にブロックされたこぼれ球をドーソンが押し込んだ。ここまで20試合を消化した段階でゴール数わずか「12」と得点力不足に悩まされていたウルブスが、“新戦力”ドーソンのゴールで前半の早い時間帯にリードを広げた。
プレミアリーグ4試合ぶりの白星を狙うリヴァプールも反撃を試みるが、なかなか決定的なシーンを作り出すことができない。前半はこのままウルブスの1点リードで終了した。
後半に入ると立ち上がりからリヴァプールが反撃へ。51分、左サイド高い位置でボールを持ったコーディ・ガクポからのパスを受けたアンドリュー・ロバートソンがダイレクトで繋ぐと、ペナルティエリア左に侵入したヌニェスがマイナスへ折り返す。最後はフリーになっていたナビ・ケイタがワントラップからシュートを狙ったがゴールカバーに入っていたDFにクリアされた。
しかし、前がかりになったリヴァプールの隙をウルブスは見逃さない。71分、自陣でボールを奪ったところから右サイドへ展開すると、アダマ・トラオレがペナルティエリア右に侵入。マイナスへ折り返すと、背後から駆け上がってきたR・ネヴェスがゴールネットを揺らした。ウルブスが今季の公式戦初の3ゴールを記録し、勝利を決定的なものとした。
試合はこのままタイムアップ。リヴァプールがプレミアリーグ4試合未勝利となり、FAカップも含めると公式戦2連敗を喫することとなった。一方、ウルブスは今季初の大量3ゴールを挙げ、プレミアリーグ2試合ぶりの白星を手にしている。