
今季のELでレアル・ソシエダはマンチェスター・Uを抑えてグループEを首位通過し、ラウンド16へのストレートインを果たした。一方のローマはグループCをベティスに次ぐ2位で終えたものの、決勝トーナメントプレーオフではザルツブルク(オーストリア)に2戦合計2-1で勝利し、ラウンド16まで辿り着いた。1週間前に行われたファーストレグはローマが手堅い試合運びを見せて2-0と完勝。レアル・ソシエダは直近の公式戦5試合で3分2敗となかなか勝ちきれない時期を過ごしているものの、ホームで逆転勝利を掴みたい。
レアル・ソシエダはファーストレグからスターティングメンバー2名を変更。ブライス・メンデス、ミケル・オヤルサバルがスタメンに復帰し、久保建英は直近のラ・リーガ第25節マジョルカ戦に続いてベンチから出番を待つこととなった。一方、ローマは4名を入れ替え。パウロ・ディバラやロレンツォ・ペッレグリーニがファーストレグに続いてスタートからピッチに立っている。
【スコア】
レアル・ソシエダ 0-0(2戦合計:0-2) ローマ
https://news.yahoo.co.jp/articles/4b0b0bf8dca1e24adb8dfc1983013042a460b9e8
レアル・ソシエダはEL16強敗退に

対するローマは前半アディショナルタイム、ディバラの蹴った右コーナーキックをクリス・スモーリングが押し込む。ローマが敵地で先制に成功したかに思えたが、左肘の付近にボールが当たっていたことが確認され、ゴールは認められなかった。前半はこのままスコアレスで終了している。
後半に入っても試合の様相は変わらず、レアル・ソシエダが相手ゴールに迫る展開となるも、なかなか先制点を挙げることができない。68分には左コーナーキックからオヤルサバルがフリーでシュートを放つも、ここはGKに弾き出される。こぼれ球を左足で狙ったが、クロスバーに直撃してバウンドしたボールはゴールラインを越えていなかった。
72分にはアンドニ・ゴロサベルとオヤルサバルに代えて、アレックス・ソラと久保をピッチへ送り出す。最後までレアル・ソシエダは主導権を握って攻撃を続けたものの、ゴールネットを揺らすことはできず。後半アディショナルタイムにはカルロス・フェルナンデスがスモーリングと小競り合いを起こし、この日2枚目のイエローカードで退場処分に。試合はこのままタイムアップを迎えた。
ホームでのセカンドレグをスコアレスドローで終えたレアル・ソシエダはベスト16敗退が決定。直近2シーズンを上回るラウンド16まで駒を進めたものの、1988-89シーズン以来となる(※当時は前身のUEFAカップ)準々決勝進出は果たせなかった。一方、昨季ヨーロッパカンファレンスリーグ(ECL)の初代王者に輝いたローマは、今季はワンランク上のコンペティションで旅を続けることに。前回ELに出場した2020-21シーズンに続いて準々決勝行きの切符を手にした。