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日本代表、新たな船出は痛み分け…バルベルデ弾でウルグアイ先制も、交代出場の西村拓真が大仕事


キリンチャレンジカップ2023が24日に行われ、日本代表とウルグアイ代表が対戦した。

2026年に北中米の3カ国共催で行われるFIFAワールドカップに向けた“第2次森保JAPAN”がいよいよスタートする。昨年に行われたFIFAワールドカップカタール2022で、日本代表はスペイン代表、ドイツ代表、コスタリカ代表と同居したグループEを首位で通過。2大会連続の決勝トーナメントへと駒を進めたが、ラウンド16ではPK戦の末にクロアチア代表に敗れ、初の準々決勝進出とはならなかった。

カタールW杯後の初陣となる今回は、南米の強豪・ウルグアイ代表を『国立競技場』に迎える。ウルグアイ代表はカタールW杯ではグループHに入ったものの、ポルトガル代表、韓国代表に次ぐ3位でまさかのグループ敗退。今回はルイス・スアレス、エディンソン・カバーニ、ディエゴ・ゴディンらはメンバーに含まれていない。カバーニとゴディンに関してはFIFAから出場停止処分も関係しているものの、“新生セレステ”として新たな世代を担う面々も招集されている。

日本代表を率いる森保一監督は、カタールW杯後の初陣となる一戦に向けて三笘薫、鎌田大地、堂安律をスターティングメンバーにチョイス。キャプテンマークは遠藤航が巻き、カタール行きが叶わなかった菅原由勢、瀬古歩夢も先発に名を連ねた。一方、ウルグアイ代表はフェデリコ・バルベルデ、マティアス・ベシーノ、ファクンド・ペリストリらがスタメンに入った。

【スコア】
日本代表 1-1 ウルグアイ代表
【得点者】
0-1 38分 フェデリコ・バルベルデ(ウルグアイ代表)
1-1 75分 西村拓磨(日本代表)

https://news.yahoo.co.jp/articles/b5776bb37eca4e5c952668ec39c10bc06e8f4341


試合は立ち上がりから落ち着いた展開に。日本はボールを保持しながらもなかなか効果的に前進することができない。それでも21分、板倉滉が出したくさびのパスからチャンスが生まれる。鎌田がダイレクトで落とすと、右サイド開いた位置でフォローに上がっていた菅原がダイレクトで背後のスペースへスルーパスを供給。抜け出した浅野拓磨がファーストタッチから右足で狙ったものの、シュートは枠を捉えきれなかった。

34分には敵陣でボールを拾ったところから2次攻撃へ。伊藤洋輝からの横パスを受けた遠藤航が浮き球のボールを狙う。ペナルティエリア右に侵入した堂安が頭で折り返したものの、ウルグアイ代表の守備陣にクリアされてフィニッシュまでは持ち込めなかった。

対するウルグアイ代表は38分、右サイドに流れたマキシ・ゴメスが強引にクロスボールを送る。このボールはニアサイドで弾き返されたものの、このボールにバルベルデが反応。右足ダイレクトで放った一撃は右ポストに嫌われたが、こぼれ球をバルベルデ自身が頭で無人のゴールに押し込み、ウルグアイが先手を取った。前半はこのままウルグアイ代表の1点リードで終了している。

後半に入るとウルグアイ代表がシュートまで持ち込むシーンを増やしたものの、決定機には至らず。54分にはペリストリのクロスボールをクリアしたところから日本代表がカウンターに出る。伊藤からのパスを受けた三笘がスペースを前進。敵陣でスルーパスを送ると、浅野がフィニッシュまで持ち込んだ。シュートは力がなく、GKの正面へ。

61分には浅野と堂安に代えて伊東と上田を投入する。すると直後の64分、交代出場の2人からチャンスが生まれる。敵陣右サイド開いた位置でボールを受けた伊東が上田とのワンツーでペナルティエリアに侵入。縦へ一気にスピードを上げたところを相手に倒され、PKが与えられた。しかし、オンフィールドレビューを経て判定が変更。マヌエル・ウガルテのタックルはノーファウルと判定され、PKは取り消された。

さらに日本代表は74分、鎌田と守田に代えて西村拓真と田中碧を投入する。この交代直後、またも途中出場の選手たちがチャンスを演出。菅原のスルーパス1本で伊東が右サイドを駆け上がる。マイナスへの落としに走り込んだのは西村。代表出場4試合目の西村が左足で流し込み、日本代表が試合を振り出しに戻した。

40分にはウルグアイ代表にビッグチャンスが到来。セットプレーに競り勝ったところからホナタン・ロドリゲスが前に繋ぐと、マティアス・オリベラのパスからファクンド・トーレスが左足を振り抜く。強烈な一撃はクロスバーに直撃し、日本代表は難を逃れた。

88分には三笘と菅原を下げて中村敬斗と橋岡大樹を投入。最後まで逆転を狙ったものの、これ以上スコアは動かず、タイムアップの笛。新たな日本代表の船出はドローとなった。

この後、日本代表は28日に『ヨドコウ桜スタジアム』で同じく南米のコロンビア代表と対戦する。
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