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「“三笘ありき”では難しい」城彰二が森保Jの課題をズバリ!伊藤洋輝には改善点を具体的に提示「内側に置いてしまうので…」


元日本代表FWの城彰二氏が3月25日、自身のYouTubeチャンネルでウルグアイ代表と対戦した日本代表について語った。

日本は南米の雄との一戦で、38分にフェデリコ・バルベルデのヘディング弾で先制を許したが、75分に西村拓真の左足弾で追いつき、1-1で引き分けた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/d72ed050e7ec00b2febc3a07d19037d53cab0806

「思い切って開いて、前にコントロールできれば」

城氏は、まず右サイドバックでスタメンに名を連ねた菅原由勢に言及。代表戦2試合目の“新戦力”を、高く評価した。

20分にFW浅野拓磨の決定機を演出したスルーパスについて、「高い位置を取りながら、精度の良いパスを供給できた」と振り返る。右サイドハーフだった堂安律との関係も「すごく良かった」と称えた。

また、途中出場直後に同点弾を決めた西村を「よく決めた」と称賛。海外組も招集された日本代表では初出場となった26歳に、「すごく自信になっただろうし、代表選手に対しても、火をつける。相乗効果が非常にあると思う。今後も楽しみ」と期待した。

さらに、三笘薫を高く評価。左サイドハーフで先発し、得点に絡めなかったものの「凄い。雨のコンディションで、かなりボールがスリッピーで難しいところを、ドリブルもそうだし、コントロールの質に関しては、ズバ抜けている」と述べる。

ただ、左サイドバックの伊藤洋輝との連係を問題視。その伊藤について「悪くはない。安定した守備も特長」としつつ、ボールを持つ際に「必ず、内側にボールを置いてしまうので、下げるのが最優先になってしまう」と見る。

そして、「思い切って開いて、前にコントロールできれば」「まずは前を向く姿勢を取れば、見える角度がどんどん広くなるので。パスも上手くいったり、オーバーラップするタイミングもある」と改善点を提示した。

一方、チームの攻撃については、“遅攻”に課題があると城氏は考えている。その要因として、1トップに入った浅野が「ポストプレーや攻撃の起点になる選手ではないので。どちらかというと、スペースに抜けていって、裏で勝負するのが特長。縦パスは、なかなか入らない」と語った。

そして「連係力も必要だし、三笘も前を向けてスペースがあれば勝負に行けるが、そこから周りの選手との絡みがないと、“三笘ありき”では、なかなか難しくなる」と指摘した。

この後、日本代表は28日に『ヨドコウ桜スタジアム』で同じく南米のコロンビア代表と対戦する。
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