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日本代表、三笘薫のヘディング弾で先制も…コロンビアに逆転負け、ボレが圧巻のバイシクルシュート


キリンチャレンジカップ2023が28日に行われ、日本代表とコロンビア代表が対戦した。

新生・森保JAPANにとって初の活動となる3月の代表シリーズ。24日に行われたウルグアイ代表との一戦ではフェデリコ・バルベルデに先制を許しながらも、後半に途中出場した西村拓真が同点ゴールを決め、1-1のドローで終了していた。中3日で迎える3月シリーズの2戦目は、同じく南米の強豪でコロンビア代表が相手だ。日本代表は過去に5度コロンビア代表と対戦しており、1勝1分3敗と負け越している。唯一の例外はFIFAワールドカップカタール2018のグループステージ第1節、2-1で勝利を飾った一戦だ。直近の対戦は2019年3月のこと。当時はラダメル・ファルカオ(ラージョ・バジェカーノ/スペイン)にPKを決められ、0-1で敗れていた。

日本代表を率いる森保一監督はウルグアイ代表との一戦からスターティングメンバーを4名変更。ウルグアイ代表戦でゴールを決めた西村、アシストした伊東純也が先発に名を連ね、鎌田大地と守田英正が中盤のコンビを組む布陣が予想されている。左サイドバックに入るバングーナガンデ佳史扶はA代表初出場となった。ウルグアイ代表戦で同ポジションに入っていた伊藤洋輝が左のセンターバックにスライド。最前線には町野修斗が入った。遠藤航がベンチスタートとなるため、キャプテンマークは板倉滉が巻く。

一方、コロンビア代表はフランクフルトのストライカーであるラファエル・ボレや、24日に行われた韓国代表との一戦でゴールを決めていたホルヘ・カラスカルがスタメン入り。前回対戦の時にゴールを決めたファルカオはベンチスタートとなり、ハメス・ロドリゲスはメンバーから外れた。

【スコア】
日本代表 1-2 コロンビア代表
【得点者】
1-0 3分 三笘薫(日本代表)
1-1 33分 ジョン・ハデル・デュラン(コロンビア代表)
1-2 61分 ラファエル・ボレ(コロンビア代表)

https://news.yahoo.co.jp/articles/d8831b0cfc8c92375a0637edea9d1b800201081a

日本代表はコロンビア代表に逆転負け


試合は立ち上がりの3分に動く。前線で菅原由勢からのロングフィードを収めた町野が西村とのワンツーからペナルティエリア右でボールをキープ。マイナスへ落とすと、守田が右足でふわりとしたクロスボールを送った。反応したのは三笘。高いジャンプからヘディングシュートを放つと、ボールはゴール左隅に吸いこまれ、日本代表が先手を取った。

先制ゴールの直後、5分にはペナルティエリア手前左の位置からボレに反転シュートを許したものの、GKシュミット・ダニエルの横っ飛びセーブで難を逃れる。19分には三笘からのパスを受けた西村がペナルティエリアに侵入するもフィニッシュまでは持ち込めなかった。

再び試合が動いたのは33分、GKカミロ・バルガスの左足ロングフィードから、中盤でコロンビア代表がボールを拾う。左サイドのスペースにボールがつながると、高い位置を取っていたデイベル・マチャドが縦へ突破。マイナスへの折り返しをフリーになっていたジョン・ハデル・デュランが左足で流し込み、コロンビア代表が試合を振り出しに戻した。

41分には日本代表。右サイド開いた位置でパスを受けた菅原がダイレクトで斜めの方向にボールを送ると、伊東がターンから前を向く。マイナスへの折り返しが西村に渡ると、ファーストタッチから左足を振り抜いた。このシュートはゴール右へと外れた。前半はこのまま1-1で終了している。

後半に入ると、日本代表は鎌田と町野を下げて遠藤航と上田綺世を投入。立ち上がりはコロンビア代表に押し込まれる時間が続くも、中央のブロックを固めて決定的なシーンは作らせない。59分には西村とバングーナガンデを下げて瀬古歩夢と久保建英をピッチに送り出した。直後にはカラスカルのシュートがDFに当たってヒヤリとするシーンもあったが、わずかにクロスバーの上へ外れた。

直後に再び試合が動く。61分、コロンビア代表は自陣右サイドで開いたダニエル・ムニョスがロングフィードを送ると、瀬古とドゥランの競り合いで流れたボールにジョン・アリアスが反応。切り返しから放った左足シュートはGKシュミットに阻まれたものの、こぼれ球に反応したボレがバイシクルシュート。豪快な一撃がゴールに突き刺さり、コロンビア代表が逆転に成功した。

62分には日本代表にビッグチャンス。左サイドでボールを受けた伊東がカットインすると、ヒールで外を回った守田を使う。左足でシンプルなクロスボールを送ると、中で待っていた上田が高いジャンプからヘディングシュート。枠を捉えたものの、GKバルガスのビッグセーブに阻まれた。

その後も日本代表は攻撃に出る時間を作ったものの、これ以上ゴールネットを揺らすことはできず、試合はこのままタイムアップを迎えた。


新たな日本代表として戦った2試合は1分1敗。試行錯誤しながらも様々な新しい形にトライし、収穫と課題を得た2試合となった。
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