
1980年代・90年代に数多くの名作ユニフォームが存在するマンチェスター・ユナイテッド。
先日、その中の一つである1988-90サードキットの復刻版が突如マレーシアのadidasオンラインショップで販売開始となり、その完成度の高さが海外のユニフォームファンの間で密かな話題を呼んでいる。
現時点ではマレーシアのadidasオンラインストアのみ販売となっている懐かしユニフォームの復刻版。パッと見た瞬間は“当時物”のオリジナルと間違えても不思議のない完成度である。

画像を見る限りでは、胸のエンブレムや「SHARP」ロゴは当時の定番だった発泡プリント仕様に見える。80年代・90年代の懐かしさ溢れる“完コピ”リメイクだ。

この1988-90モデルは、ホームにレッド、アウェイにホワイト、サードにブルーというラインナップだった。どれも基本デザインは同じで、ラップオーバーのVネックを採用し、シャドーのストライプに“MUFC”の文字を落とし込むスタイル。襟から脇に伸びるパイピングや右胸のトレフォイル(adidasロゴ)もバッチリ再現している。シャツ、パンツ、ソックスは全てブルーで統一するスタイル。このサードを着た88-89シーズンのアーセナル戦は2-1で敗れているが、89-90シーズンのサウサンプトン戦は0-2で勝利した。

80年代・90年代のユナイテッドといえば日本企業の「SHARP」。両者は切っても切れない深い関係だ。この赤い悪魔のユニに1982年、初めて付いた胸スポンサーが「SHARP」。以後99-00シーズンまでの18年間にわたりパートナーを務め、クラブの黄金時代をともに戦った。“ユナイテッド×SHARP”はもはや伝説である。

この復刻版ユニフォームはadidasマレーシアにて、459マレーシア・リンギッド(約13,770円)で販売中。
