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伊藤洋輝はシュトゥットガルトが手放してはならない選手の1人…クラブSD「彼らを中心に将来性のあるチームを」


遠藤航や伊藤洋輝、原口元気らが所属するシュトゥットガルトは今夏の移籍市場で複数メンバーを売却しなければならないようだ。一方で、ファビアン・ヴォールゲムートSD(スポーツディレクター)はドイツ誌『キッカー』で伊藤に関しては手放さない構えを示した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/30f8f57d98ea142161ca5521bd1d9bcac82c4b5b

シュトゥットガルトの伊藤洋輝


昨季16位フィニッシュのシュトゥットガルトは、2部3位のハンブルガーSVとの1部2部入れ替えプレーオフを制して降格を回避。現在34名のトップチームだが、クラブの財政状況もあり、シーズン後の分析を踏まえて複数メンバーが戦力整理の対象となる模様だ。ヴォールゲムートSDは“非売品”は存在しないとしつつ「明確な線引きがある。チーム全体を売りに出すわけではない」と強調した。

同SDは移籍市場で他クラブからの興味が伝えられる主力選手について言及。伊藤の売却は「我々の信頼性に関わるもの」と表現すると、「若くて、向上心が強く個性のあるキャラクターを残し、彼らを中心に将来性のあるチームを作ることにどれだけ真剣に取り組んでいると見られるか、ということだ」とクラブにとっての伊藤らの重要性を訴えた。

また、同SDは今後の補強についても示唆。「VfBと契約以上のつながりを持つチームを構築したいのなら、(新しい)選手をみんなビジネスモデルと見なしてはいけない。ここで長期にわたってプレーする姿が見たいからこそ契約を結ぶ選手をもっと増やさなければならない」と語った。


シュトゥットガルトは昨季監督交代を繰り返し、強化担当もスヴェン・ミスリンタート氏(現アヤックスSD)からヴォールゲムート氏に交代。ここ数シーズン、安価で加えた若手を育てて売却することが多かったが、後者の補強方針はそれとは多少異なるようだ。
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