オランダ1部アヤックスは、今夏の移籍市場でドイツ1部シュツットガルトに所属する日本代表DF伊藤洋輝の獲得に動いていたという。選手と条件面で合意に達したものの、シュツットガルトと合意できずにいると一部では報じられていた。移籍市場の閉幕が迫るなか、オランダ紙「デ・テレグラフ」は伊藤の獲得をあきらめ、似たタイプの別の選手を補強したと報じている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/2e327abc4dbe3edb5c5696d6679a5c5f90e4da45
伊藤の獲得が難しい状況に
2021年夏にシュツットガルトにレンタル移籍で加入し、翌年に完全移籍した伊藤は、チームの中心選手として活躍を続けている。センターバックだけでなく、左サイドもこなす左利きという希少性もあり、伊藤には多くのクラブが関心を示しているようだ。
その1つであるアヤックスは今夏、シュツットガルトに2度のオファーを提示。しかし、2026年までの契約を残しているシュツットガルトはこれを拒否し、伊藤との契約延長を目指しているという。
DFの補強を目指すアヤックスは、ベルギー1部アントワープに所属する21歳のアルゼンチン人DFガストン・アビラの獲得にも動き出したという。記事では、「ガストン・アビラは個人の条件面でアヤックスと合意に達した。この情報はアントワープに近いところからもたらされた。左利きのアルゼンチンDFは2028年までのオファーを受けて、口頭で合意に達している」と伝えた。
さらに「ただし、アビラはまだ待っている状態だ。なぜなら伊藤洋輝がアヤックスにとっての最初のオプションであるからだ。それでもアビラへの動きを見る限り、アヤックスはシュツットガルトの日本人選手がヨハン・クライフアリーナに来る望みを徐々に失いつつあることが窺える」と、伊藤の獲得が難しい状況にあり、次の手を打っていると報じている。