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日本代表が本気のドイツに敵地で4発快勝!


国際親善試合が現地9日に行われ、日本代表は敵地でドイツ代表と対戦した。

ドイツはカタールでのワールドカップ(W杯)以降、国際Aマッチ5試合で1勝1敗3分けと苦しい状況が続いており、今回の一戦に向けてイルカイ・ギュンドアンが新主将に就任。ジョシュア・キミッヒを右サイドバックにコンバートさせるなど、試行錯誤を続けている。システムは「4-3-3」を採用し、中盤の攻撃的な一にフロリアン・ヴィルツ、最前線にレロイ・サネ、カイ・ハフェルツ、セルジュ・ニャブリを並べた。

一方、ドイツからの指名を受け敵地に乗り込んだ日本は、ゴールマウスにGK大迫敬介が入り、W杯以来の代表復帰となった冨安健洋がセンターバックで先発。豊富な人材が揃った攻撃的なポジションでは、2列目に伊東純也、鎌田大地、三笘薫が並び、最前線には上田綺世が並んだ。

【スコア】

ドイツ代表 1-4 日本代表

【得点者】

0-1 11分 伊東純也(日本代表)

1-1 19分 レロイ・サネ(ドイツ代表)

1-2 22分 上田綺世(日本代表)

1-3 90分 浅野拓磨(日本代表)

1-4 90+2分 田中碧(日本代表

https://news.yahoo.co.jp/articles/d11e97ea18cb07861e625c549a994a9af284b2fa

日本代表、ドイツに4-1圧勝


立ち上がりは、お互いに高い位置からの守備で好機を作り出そうとする。すると日本が11分、左右の揺さぶりから右サイドでボールを受けた菅原由勢が縦に仕掛けてゴール前にセンタリングを送ると、ニアサイドに飛び込んだ伊東が反応。右足で合わせにいったボールが最後はリュディガーの足に当たってコースが代わり、ゴールへ。日本が幸先よく先制に成功する。

しかし、対するドイツも19分、左サイドからのパスをバイタルエリアで受けたギュンドアンからフロリアン・ヴィルツに渡り、ボックス右に走り込むサネへ。最後はサネが左足でシュートを流し込み、ドイツが試合を振り出しに戻した。追いつかれた日本だったが、直後の22分に再び冨安の展開から、右サイドで伊東、鎌田、菅原とボールがつながり、菅原のセンタリングをボックス右の伊東が右足で狙う。これはミートできなかったが、流れたボールに反応した上田が左足で合わせ、日本が再びリードを奪った。

その後はサネの対応に苦慮する場面もあったが、前半を通して日本が試合をコントロール。40分には前線でのボール奪取から上田がGKとの一対一を迎えるが、テア・シュテーゲンの牙城を崩すことはできず、日本が2-1とリードして試合を折り返した。

日本は後半、菅原と三笘をウイングバックに配した「5-4-1」に変更。後半立ち上がりには伊東のボール奪取から日本に決定機が訪れるが、上田のシュートはまたしてもGKテア・シュテーゲンに阻まれ、追加点とはならない。重心が後ろになったことで押し込まれる時間が増えると、森保一監督は鎌田と上田に代えて、谷口彰悟と浅野拓磨を投入。谷口を最終ラインの中央に据え、三笘を一列前に上げた。

対するドイツもエムレ・ジャンとニコ・シュロッターベックを、パスカル・グロスとロビン・ゴセンスに入れ替える。より攻撃的な選手を送り出したが、効果的な攻撃を仕掛けることができない。逆に日本は70分、カウンターから裏に抜け出した浅野がボックス左に侵入してフィニッシュまで持ち込んだが、三度GKテア・シュテーゲンに阻まれた。

ドイツはさらに、ハフェルツとヴィルツに代えてトーマス・ミュラーとユリアン・ブラントを送り出し、日本は伊東と守田に代えて久保建英と田中碧を投入。終盤には橋岡大樹と堂安律も入り、チーム一丸となってドイツの反撃を凌ぐと、90分に前線でボールを奪った久保がドリブルで持ち上がり、浅野のゴールをお膳立て。さらにアディショナルタイムにも久保のクロスから田中がヘディングシュートを決め、日本が敵地で背水のドイツに1-4で勝利した。

次戦、日本は12日にベルギーでトルコ代表と、不振の続くドイツはフランス代表と対戦する。
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