
レアル・ソシエダは3日前に行われた前節のバレンシア戦を1-0で制し、今季初の連勝を飾った。連勝数を「3」に伸ばすべく、ホームで開催される今季初の“バスク・ダービー”に臨む。対するアスレティック・ビルバオは開幕節のレアル・マドリード戦こそ0-2で落としたものの、以降は無敗を継続。4勝2分の成績で好調をキープしている。
レアル・ソシエダは前節バレンシア戦で温存されていた久保建英が満を持してスターティングメンバーに復帰。アマリ・トラオレ、キーラン・ティアニー、ミケル・メリーノらは前節に続いて先発に名を連ねた。一方のアスレティック・ビルバオも、イニャキ&ニコの“ウィリアムス兄弟”やミケル・ベスガら主力を揃えてダービーに臨む。オイアン・サンセトが出場停止のため不在となるのは痛手だが、主将のイケル・ムニアインはスタメンに入ったことでチェチュ・ロホ氏の記録を抜き、アスレティック・ビルバオでの公式戦通算出場試合数が単独歴代2位に浮上した。
【スコア】
レアル・ソシエダ 3-0 アスレティック・ビルバオ
【得点者】
1-0 30分 ロビン・ル・ノルマン(レアル・ソシエダ)
2-0 48分 久保建英(レアル・ソシエダ)
3-0 66分 ミケル・オヤルサバル(レアル・ソシエダ)
https://news.yahoo.co.jp/articles/d05ab45bab48cf4810d89ba07c3ea3b36c5db69e
好調の久保建英はビルバオ戦でゴール
予定外の交代枠を消化したレアル・ソシエダだったが、30分にはがセットプレーで均衡を破る。敵陣左サイドで得たフリーキックをブライス・メンデスが左足で蹴り込むと、ゴール前での混戦からロビン・ル・ノルマンがボレーシュートを叩き込んだ。
1点ビハインドとなったアスレティック・ビルバオは34分、左サイド高い位置をとったユーリ・ベルチチェがアーリークロスを送ると、ボックス内に走り込んだゴルカ・グルセタがヘディングシュート。ここは枠を捉えきれない。続く35分には左サイドでボールを持ったニコのクロスボールから、中央へ走り込んだイニャキがダイレクトで方向を変えたものの、シュートはゴール右へ外れた。前半はこのままレアル・ソシエダの1点リードで終了している。
後半に入ると立ち上がりの48分、久保が大仕事をやってのける。レアル・ソシエダは自陣からのロングフィードを頭で繋ぎ、左サイドに流れたB・メンデスが中央へ繋ぐ。このボールをニアサイドで待っていたサディクがスルーすると、ファーサイドから走り込んできた久保がダイレクトで左足シュート。ニアサイドへ冷静にグラウンダーのシュートを沈めた。久保のバスク・ダービーにおける2年連続ゴール、そして今季5点目で、レアル・ソシエダがリードを広げた。
勝利のためにはできる限り早い時間帯で1点を返したいアスレティック・ビルバオは、54分にニコがムニアインとのパス交換で敵陣中央へ侵入。斜めへのボールを受けたイニャキがタイミングを見てボックス内にパスを通すと、フリーでペナルティエリアに入ってきたムニアインが右足でシュートを狙う。しかし、ここはGKアレックス・レミロに阻まれた。
レアル・ソシエダは66分、敵陣でボールを奪ったマルティン・スビメンディが左足で中央を破るスルーパスを送ると、斜めのランニングでミケル・オヤルサバルが反応。飛び出してきたGKウナイ・シモンをかわし、右足で流し込んだ。レアル・ソシエダが3点目で勝利を決定付けている。
試合はこのままタイムアップ。前半の早い時間帯はアスレティック・ビルバオの時間帯も少なくはなかったが、終わってみればレアル・ソシエダの完勝となり、3連勝を記録した。フル出場を果たした久保はこの試合のマン・オブ・ザ・マッチに選出されている。一方のアスレティック・ビルバオは開幕戦以来となる今季2敗目を喫した。


