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「アジア杯に行けば、居場所を手にするチャンスは終わる」鎌田大地の退団報道に地元メディアが見解


理由は様々あるだろうが、鎌田大地にとってラツィオでの新たな冒険が想定していたように進んでいないことは確かだ。当然、去就が騒がしくなるのは避けられない。

鎌田はマウリツィオ・サッリ監督の下で出場機会が減少している。ピッチに立った際も現地メディアから厳しく評価されているのは周知のとおりだ。出番の少なさは本人も想定外だったと話しており、契約が延長オプションつきの1年と報じられていることもあって、移籍を巡る噂が浮上している。

https://news.yahoo.co.jp/articles/fc14f56c91bbf29b05217fed925646c558051171

「ここでは自分のサッカーができないと確信しているようだ」


ラツィオ専門サイト『cittaceleste』は、「カマダは多くのことの代償を払ってきた。チームの困難、ルイス・アルベルトと共存させられなかったサッリの戦術の困難、マテオ・ゲンドゥジのブレイク、難しい適応プロセスなどだ」と、現状は多くの要因によるとしつつ、いずれにしても結果が出ていないと指摘した。

「チャンスは多くなかった。だが、それほど少なくもなかった。フェイエノールト戦、サレルニターナ戦、インテル戦だ。そのインテル戦の序盤のアプローチは悪くなかった。サッリのボール回しに完全に入っていた。だが、インテンシティは落ちていき、エリア付近からの左足のシュートが大きく枠を外れることになった」

そのうえで、同メディアは「あれだけゆっくりの動きは、まるで別れのステップみたいだ。ラツィオは彼を信じている。そうでなければ獲得しなかったはずだ。だが、おそらく彼が信じていない。ラツィオというよりセリエAを、である。あまりに戦術的で、ここでは自分のサッカーができないと確信しているようだ」と続けている。

「アジアカップに行けば、1か月起用できなくなる。今のラツィオで居場所を手にするチャンスは実質的に終わるだろう。ならば、実践的な選択をするタイミングだ。クラブが最低限でも投資に報いられるような条件での退団、それもすぐのほうが良い。最後の言葉は、おそらくは最初にもう信じられなくなったカマダにかかっている」


鎌田のイタリア生活は終わりに近づいているのだろうか。
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