チームメイトを襲ったアクシデントを受けて緊急投入された鎌田大地は、良くないプレーだったのか。
鎌田が所属するラツィオは12月22日、セリエA第17節でエンポリに敵地で2-0と勝利した。立ち上がりにマテオ・ゲンドゥジが先制点をあげると、後半にマッティア・ザッカーニが追加点。リーグ戦で3試合、公式戦で4試合ぶりとなる白星をあげている。
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エンポリ戦で25分からピッチに立った鎌田
早い時間帯に均衡を破ったラツィオだが、前半途中に次々とアクシデントに見舞われた。チーロ・インモービレ、ルイス・アルベルトと、攻撃の主力が相次いで負傷。タティ・カステジャノス、鎌田との交代を余儀なくされたのだ。
25分からの出場となった鎌田は、追加点の場面でゴールを決めたザッカーニを追い越す走りを見せ、チャンスメークに貢献した。だが、得点やアシストはなく、だが、地元メディア『cittaceleste』が「亡霊だった。文字通り、気づかないほどだった」と酷評するなど、一部からは厳しい評価も下されている。
それでも、マウリツィオ・サッリ監督は好感を抱いたようだ。ラツィオ専門サイト『La Lazio Siamo Noi』によると、指揮官は試合後に「ゲンドゥジとニコロ・ロベッラのほかに、カマダも良かった」と、日本代表MFのプレーに賛辞を寄せた。
また、悔しい負傷交代となった主将インモービレも、「こういう難しい試合に入っていくのは、カステジャノスとカマダにとって簡単じゃなかっただろう」と、トラブルからチームを救おうとした同僚たちを称賛している。