アジアカップ最多4度の優勝を誇る日本が、3大会ぶりの制覇に向けた大会の初戦で元日本代表指揮官のフィリップ・トルシエ監督率いるベトナムと激突。負傷の三笘薫と冨安健洋がベンチ外となった中、日本は11分にスコアを動かす。左CKからファーサイドの菅原由勢がシュート。DFにブロックされて中央にこぼれたボールを南野拓実が流し込み、日本が先制した。
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森保ジャパンが大会白星スタート
さらに日本は33分にもセットプレーで足をすくわれる。FKからボックス右のブイ・ホアン・ベト・アインがヘッドすると、ゴール左に飛んだボールをGK鈴木彩艶が弾く。ルーズボールをファム・トゥアン・ハイに押し込まれ、日本が1-2と逆転される。
それでも、45分には遠藤航の縦パスを中央で受けた南野が冷静にゴール右へシュートを決めて、2-2とする。さらにアディショナルタイム4分には南野のパスをボックス左手前で受けた中村敬斗がゴール右上隅にコントロールシュートを叩きこみ、再逆転に成功した。
3-2のリードで後半を迎えた日本、森保監督はハーフタイム明けから細谷真大に代えて上田綺世を送り出す。その後半は、前半から運動量を使っていたベトナムの足が徐々に止まりだしたこともあり、時間の経過につれて日本が相手への圧力を強める。森保監督は63分に中村に代えて堂安律を投入し、4点目を奪いにいく。
その後、久保建英も出場した中で、日本は85分に4点目を挙げる。堂安、久保とつないで、最後は正面の上田がシュート。これが決まり、途中出場の3選手の連係から4-2とリードを広げた。
そして、日本はそのまま4-2で勝利。冷や汗をかかされるもアジアカップで白星発進とし、日本代表の歴代最多記録更新となる10連勝とした。