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ヘンダーソン、高額給与を一銭も受け取らずアル・イテファク退団か…英国の法律による滞在期間が関係?


アル・イテファクに所属するイングランド代表MFジョーダン・ヘンダーソンが、無給のままサウジアラビアを旅立つかもしれない。17日、イギリス紙『テレグラフ』が伝えている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/76c59e90791f5a6a4510e04af26742c771b633fe

欧州復帰の可能性が伝えられるヘンダーソン


現在33歳のヘンダーソンはサンダーランドのアカデミー出身で、コヴェントリーへの武者修行を経て、2011年夏にリヴァプールへと完全移籍で加入。2015-16シーズンにはスティーヴン・ジェラード氏から引き継ぐ形でキャプテンに就任し、12シーズンにわたって活躍した。リヴァプールでは、公式戦通算492試合出場33ゴール61アシストを記録し、2018-19シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)優勝、2019-20シーズンのプレミアリーグ優勝など、数多くのタイトル獲得に貢献してきた。

昨夏に、ジェラード監督率いるアル・イテファクへと加入し、ここまでキャプテンを務めながら公式戦19試合出場5ゴールの成績を残しているヘンダーソンだが、ライフスタイルの変化やサウジアラビアの気候への適応に苦しんでいると伝えられており、欧州復帰の可能性が噂されている。

そんななか同紙は、ヘンダーソンが6カ月間にわたり、週給35万ポンド(約6600万円)の報酬を受け取っていないと指摘。「給与受け取りが延期となっている主な理由は明らかになっていない」としつつ、イギリスの法律が大きく関係していると報じた。

イギリスの法律では、同国に90日以上滞在した個人は税務上「居住者」とみなされる仕組みになっており、ヘンダーソンの場合は21日以上イギリスに滞在してはならないとアドバイスを受けていた模様。しかし、イングランド代表としての活動や、友人や家族と過ごす時間の確保を優先した同選手は、滞在日数の制限から逃れるために報酬の受け取りを延期していたと説明している。さらに関係者は、延期された給与の支払いが今後も行われる見込みはないと語っているようだ。

なお、移籍市場に精通するファブリツィオ・ロマーノ記者によると、アヤックスのメディカルチェックを受けるため、18日にもアムステルダムへ。契約は2026年夏までの2年半契約になるといわれる。
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