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GK鈴木彩艶、失点場面を振り返り「反応するのが精一杯だった…」 悔しさを糧に次へ良い準備を誓う


AFCアジアカップカタール2023・グループDの第2節が19日に行われ、日本代表はイラク代表に1-2で敗れた。試合後、日本代表GK鈴木彩艶(シント・トロイデン/ベルギー)がメディア取材に応じ、失点場面などを振り返った。

試合は立ち上がりの5分に動いた。右サイドからのクロスボールをGK鈴木が弾くも、こぼれ球をアイマン・フサインに押し込まれ、イラク代表に先制を許す展開となった。

https://news.yahoo.co.jp/articles/1f08c9cc2eda2bc5736762ceb146ae91d828317c

自分にやれることはあったと思うので、分析して反省したい


1失点目の場面について、鈴木は「飛び出さないよりかは飛び出して、距離が近かったので、ボールに体が反応した形になりましたが、相手のいる場所に弾いてしまいました。意図的にどこかに弾ける時間がなかったので、自分としては反応するのが精一杯になりました」と振り返り、「まだ映像を見れていないので、どう対処すべきだったかは分かっていないですけど、何かしら自分にやれることはあったと思うので、分析して反省したいです」と話していた。

先制点を献上した後、日本代表はなかなか立て直すことができなかった。そして、前半アディショナルタイムには再び右サイドからクロスボールを入れられ、フサインに追加点を決められてしまう。

2失点目の場面については、「右サイドを崩されたときに、中のマークを確認して、後ろから1人入ってきているのは確認できていました。だけど、あそこまで侵入されると、みんなボールウォッチャーになってしまいますし、僕もボールを見ないといけなくなってしまうので、マークのところが難しくなってしまいました」と振り返り、「チームとしては修正しないといけない失点だったと思います」と悔しさを滲ませていた。

鈴木によれば、試合前に「相手の18番(アイマン・フサイン)」と、「前半の最初と最後の時間帯は警戒しよう」と話していたという。しかし、その警戒すべき時間帯で、警戒すべき相手に決められてしまった。鈴木も反省の弁を語る。

「こういう雰囲気の中で、相手が勢いをもってやってくることは、みんなで共有できていたのですが、失点してはいけない時間帯に失点しまったと思います」

日本代表は後半開始から谷口彰悟に代えて、冨安健洋を投入した。しかし、2点のビハインドを追う展開だったことも影響してか、DFラインが揃わない場面も見られ、苦しい戦いを余儀なくされた。

鈴木も後半の戦いについて、「相手がロングボールを蹴ってくるのはわかっていましたけど、相手に競り負ける場面だったり、自分が出るのか出ないのか、みたいな場面もありました」と振り返り、「裏に抜けてきたボールをすべて自分が処理できるわけではないので、自分としても難しい部分はありましたけど、チームとして反省すべきところかなと思います」と語っていた。

イラク代表相手に手痛い敗戦を喫した日本代表。しかし、次のグループステージ最終節、インドネシア代表戦に勝利すれば、グループステージ突破が決定する。下を向いてはいられない。

鈴木も「前回の試合(ベトナム戦)も、失点シーンは悔しいものになってしまいましたけど、自分としては、失点した後、落ち着いてプレー出来ていたと思います。今日も失点はとても悔しいですけど、冷静にプレーするという意味では出来ていたと思うので、あとは失点を減らさなければいけないと思います」と前向きに語り、「今日は最後に1点入って、望みを次につなげられたと思います。とにかく次の試合が大事になるので、良い準備したいと思います」と、この先の戦いを見据えていた。

次節は24日に行われ、日本代表はインドネシア代表と激突。試合の模様は『DAZN』での独占LIVE配信が予定されている。
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