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「何でもかんでも自由でやっているわけではありません」森保Jのボトムアップ型チーム作りに指揮官が言及


日本代表は現地1月24日、カタールで開催されているアジアカップのグループステージ第3節で、インドネシア代表と対戦する。23日に前日会見が行なわれ、森保一監督と冨安健洋が登壇した。

報道陣からボトムアップ型のチーム作りについて問われた森保監督は、次のように応じる。

https://news.yahoo.co.jp/articles/7c8aee07f60cf0d9c7e742369d5e85f8ec7c2319

インドネシア戦の前日会見に出席した森保監督。自身の指導スタイルを語った


「チームの責任者として、いろんなタイプがあると思いますが、仰るとおり、私自身はどちらかと言うとトップダウン型ではなく、ボトムアップ型かなと。みんなで目標に向かって、勝利に向かって、進んでいこうということ、環境作りをしていきたいなと思っています。

試合においても、試合に向かっていく過程においても、コーチにいろんなことを任せていますし、選手にもいろんな意見を聞きながら、そこで一番、チームとして力を発揮できる最適な答を考えて、チームに落とし込んでいくということをやっているなかで、何か決定するにあたっては、私がやっています。

前半と後半、いろんな声を聞くから、難しいということはありません。その状況によって、いろんな話を聞きながらも、いろんなことを考えながらも、勝利のために、チームのために、そして選手が思い切って少しでもプレーできるために、決定事項は私が決めて、そこでチームとして一つの方向性を決めているということは、お伝えさせていただきたい。何でもかんでも自由で、やっているわけではありません」

細かな配慮も忘れない。

「いろんな意見を聞くと、意見を聞いてもらえる人と、聞いてもらえない人、ひょっとしたら、何か決定事項の時には出てくるかもしれません。選手にもスタッフにも、決まったことはチームでやっていこうと言いつつ、ケアとしては、意見を吸い上げてもらえなかった人には、決定事項に従ってもらうということは話しています。ただ勇気を持って、チームのために考えているということが、非常にチームにとって大切だということは、共有しています」

自身の考えを丁寧に述べた指揮官。「通訳の方、長くなってしまって大変だと思いますけど、よろしくお願いします」という言葉からも、その人柄がにじみ出る。


日本代表は24日、グループリーグ最終節でインドネシアと対戦。イラク戦の敗戦で首位通過の可能性が消滅している中、引き分け以上で2位通過が決まる一戦となる。
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