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トルシエ元監督が日本の敗因指摘「闘争心が欠如」「森保監督にも責任」


日本代表は、3日のアジアカップ(カタール)準々決勝でイランに1―2で敗れて8強で敗退。国際サッカー連盟(FIFA)ランキングは出場チーム中最上位(17位)で優勝候補の本命とされながら期待外れの結果に終わった中、1次リーグで同組だったベトナムを率いる元日本代表監督のフィリップ・トルシエ氏が、日本の敗因を挙げた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/4e618aa513521d12fb7da897f322797108c5ea29

日本の姿勢には全く継続性がなく、適切な計画や戦略もなかった


ベトナムメディア「BONGDA24H」によると、2000年のアジアカップで日本を優勝に導いたトルシエ氏は日本の準々決勝を持論を交えて振り返った。「がっかりしている。日本の姿勢には全く継続性がなく、適切な計画や戦略もなかった。(イラン戦の)前半の日本は、問題なくボールを保持し、イランに攻撃の機会を与えず、試合をコントロールした。だからこそ先制点を挙げることができた」

その上で日本の欠点について「日本に欠けているのは闘争心だ。彼らから決意や闘志が感じられない。得意のテクニカルなプレーを淡々と披露するだけ。各選手はボールをコントロールし、困難に遭遇するとすぐに混乱する」と指摘。

さらに「(イラン戦で)試合終了間際にPKを与えたことは、選手たちのメンタリティーをはっきりと示している。彼らは焦るのだ。それは大きな間違い。日本には足りないものがたくさんある」と続けた。

トルシエ氏は、問題点を解消できていないのは「(日本代表を率いる)森保一監督にも責任がある」とも指摘した。トルシエ氏以外にも、見る者に闘争心を感じさせないプレーぶりを敗退の一因とする声もある。技術面だけでなく、やはりメンタル面も整ってはじめて、厳しい国際大会で勝てるチームになるということのようだ。


日本代表は3月にW杯アジア2次予選で北朝鮮とホーム&アウェーで2連戦を戦う。
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