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レアル・ソシエダで愛される久保建英、その理由を問われて…「本当にそう感じています。僕がいい人だからでしょうね(笑)」


レアル・ソシエダMF久保建英が21日、クラブの記者会見に出席した。ソシエダのオウンドメディアがその模様を伝えている。

ソシエダ、ひいてはラ・リーガを代表するスター選手の一人である久保。スペインメディアの間でも会見を行うことが前日から報じられるなど、やはり注目度は高かった。

そして当日、会見場に姿を表した日本代表MFは、いつものようにスペイン人記者からの質問に対して、流暢なスペイン語で返答していく。最初の質問では「アジアカップ敗退直後からソシエダの過密日程をこなしているが、コンディション的に問題ないか」を問われて、次のよう返した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/d4e5ba72f3640ad41f31194c9cd4af9fa3806f78

「調子は良いです。僕たちは3日おきの試合に慣れなければいけません。素晴らしいチームは毎シーズン、3大会や4大会を戦っていくのものなので。ラ・レアルはそういったダイナミズムに入っているので、選手たちも慣れる必要があります」

またレアル・ソシエダでクラブ、サポーターから愛されている理由を問われると、冗談交じりの返答によって会見場を沸かせている。

「実際、ここでは皆から本当に愛されていると思います。なぜかは分かっていませんが、おそらく僕が良い人間だからですよね(笑)? ……それは僕ではなく人が意見することだと思います」

久保は先にソシエダとの契約を2029年まで延長。その心境についても語った。

「契約を延長するというのは、どちらも合意し、どちらも満足しているということですよね。僕の場合も同じで、ここで満足していますし、クラブも現時点では満足しているということでしょう(笑)」

「契約解除金は上がっていないが、ここに長くい続けることを望んでいるか? 最初に言わなくてはいけないのは、契約内容は機密事項ということです。自分から話せるのは、さっきも言った通り僕たちは双方ともに満足していてるということです。僕も満足で、家族も満足で、クラブも満足していることを願っています」

スペインではここまでにレアル・マドリード、マジョルカ、ビジャレアル、ヘタフェに在籍し、ソシエダで最たる成功を収めた久保。なぜバスクの地で本格ブレイクを果たすことができたのかを問われると、こう返答している。

「一つの道を進むと決断したときには、いつだってそれが正しい道であることを願っています。ここではうまくいっていますし、本当に満足以上の気持ちです。期待を上回っていますね。僕自身はこうなることを望んでいたわけですが、とても満足しています」

また、自身にとってソシエダがどういった存在なのかを問われると、「日常」や「生活の一部」といった言葉を口にした。

「ラ・レアルは何か日常的なものです。朝起きて練習に行って家に帰るわけですが、家ではほぼ何もしていませんし、生活の大半はチームメートと過ごしていることになります。僕は彼らのことを友人と思っていますけど……ただの仕事仲間と思っている人たちもいるかもしれませんね(笑)」

「結局……何を言いたいのか自分で分かっていないですが、ラ・レアルは生活の一部で、練習する方が家にいるより長くて……いえ、それは家の方が長いですけど、僕は家とピッチ、家とピッチを行き来する日々を送っていて、それ以外のことはしていません。つまり(ラ・レアルは)日々の一部なんです」

背番号14はその一方で、準決勝まで勝ち進んでいるコパ・デル・レイで、優勝を果たす意欲を示している。

「(アジアカップの)トロフィーをここに持ち帰りたかったですけど、そうはできませんでした。なのでカタールで成し遂げられなかったことを、カルトゥハ(コパ・デル・レイ決勝会場)で成し遂げられたらと思っています」

先のチャンピオンズリーグPSG戦では、FWキリアン・エンバペと何か話していた久保。レアル・マドリード移籍が濃厚とされているフランス代表FWについて、何か気づくところがあったようだ。

「エンバペについては、スペイン語をうまく話せると思いました。何かのために準備しているんでしょうね(笑)」

ソシエダで2シーズン目を迎えた今季の久保は、ラ・リーガ20試合に出場し7ゴール3アシストを記録。攻撃の中心選手として絶対的な地位を確立しており、今月12日にはクラブと2028-29シーズンまで2年間の契約延長で合意したことを発表し、クラブ残留の意思を見せた。
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