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“元気印”長友投入の考えはあった? 森保監督が決断の裏側を明かす「キャラクターで空気を変えるではなく、勝つために」


[北中米W杯アジア2次予選]日本 1-0 北朝鮮/3月21日/国立競技場

森保ジャパンは、ベスト8止まりに終わったアジアカップ後、最初のゲームで北朝鮮と対戦。開始2分で田中碧が先制点を挙げて以降は、得点を奪えなかったものの、耐える時間もありながら同点弾は決して許さず。最小スコアで接戦をモノにした。

この一戦で、ピッチに立たずとも存在感を示したのが、長友佑都だ。カタール・ワールドカップ以来の復帰を果たした37歳の元気印は、ベンチを飛び出し、まるで監督のように味方を鼓舞した。その姿はさながら“長友監督”だった。

ただ一方で、苦しい時間が続いた際、森保一監督に長友を投入する考えはなかったのか。

https://news.yahoo.co.jp/articles/35afbcbb56cc9a74afcb2a84efba065668d55b9b

ひとり、立って戦況を見守る長友

試合後の会見で、「後半にやや北朝鮮に攻め込まれる時間が続いて、空気を変える意味でも、例えば長友選手の投入を考えていたりはしていたのでしょうか?」と問われると、指揮官は「もちろん選択肢としては考えていました」と回答。そのうえで、自身の決断について次のように語った。

「北朝鮮の攻撃の圧力を受けていた時間があったと思います。アジアカップでもあの展開になって最後に押し切られてしまったところもあったなかで、長友の投入というよりも、そこで相手の圧力を弾き返す、あるいはしっかり受けられる選手たちを投入して、守備の安定とそこから攻撃に繋げていくところは代わって入った選手がやってくれたと思います。

長友が出て、キャラクターで空気を変えるではなくて、チームが勝つために、選手たちがチームの戦術と個々の役割と特徴を発揮して、勝ち切れたことを評価していただけたら嬉しいです」

森保監督は74分に谷口彰悟と橋岡大樹を送り込み、5バックに変更。結果的にこれが功を奏し、逆転負けを喫したアジアカップ準々決勝の二の舞は免れた。


日本はこの後、26日に行われる第4節で北朝鮮とのアウェー戦を迎える。
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