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久保建英がここ4試合で3回目のベンチスタート…ソシエダは代わりに先発したベッカーが躍動、ラス・パルマスに2発勝利


4日のラ・リーガ第34節、レアル・ソシエダは本拠地レアレ・アレナでのラス・パルマス戦を2-0で制した。MF久保建英は2試合ぶりにベンチスタートとなり、89分から出場している。

少なくともヨーロッパリーグ出場圏6位に位置したままシーズンを終えたいソシエダ。0-1で敗れた前節レアル・マドリー戦から勝利を取り戻したいイマノル監督は、同試合で先発させた久保を再びベンチスタートとして、またもベッカーを右ウィングで起用した。

この冬にウニオン・ベルリンから加入したベッカーは、久保が怪我明けだったアルメリア戦でスタメンの座をつかみ、1ゴール1アシストの活躍を披露すると、同試合を含めてここ4試合の内3戦で先発出場を果たしている。久保は、もしかしたらコンディションの問題もあるのかもしれないが、表面的にはレギュラーの座を失ったようにも見える。

https://news.yahoo.co.jp/articles/f6dfdf6df910de0acebc93adc1a9fe2b8d811b8c

ベッカーが躍動、ラス・パルマスに2発勝利


このラス・パルマス戦の前半、ソシエダはそのベッカーが躍動。ボールを足元で受けてから連係や個人技を見せる久保とは違い、スピードあふれるスプリントで縦に駆け抜けるスリナム代表FWは(ボールを保持するスタイルのラス・パルマスとは間違いなく相性が良い)、まず33分にソシエダの先制点を導く。右サイドを突破してからペナルティーエリア内にクロスを送ると、これがアレス・スアレスのオウンゴールを誘発した。

ベッカーはさらに前半アディショナルタイム、自らのゴールでリードを広げた。ペナルティーエリア内右、角度がないところから右足でシュートを放つと、ボールはクロスバーに当たってから枠内に収まっている。ソシエダはベッカーの活躍により、2点リードで試合を折り返した。

迎えた後半、ソシエダは50分にCKからパチェコもゴール。だが、これはオフサイドの判定で取り消しとなっている。

イマノル監督は89分、5人目の交代でついに久保を起用。代わりにベンチへと下がるベッカーは、アノエタからスタンディングオベーションを受けている。ソシエダは後半アディショナルタイム、ラス・パルマスの意地の攻撃を跳ね返し続けて試合終了までを過ごしている。久保はほとんどボールに触れられず、終了のホイッスルを聞くことになった。

2試合ぶり勝利の6位ソシエダは勝ち点を54として、7位ベティスとの差を暫定で5に広げている(前日に勝利した5位アスレティック・ビルバオとは勝ち点7差)。
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