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三笘薫「前日まで先発わからなかった」 ウェルベック欠場で得たチャンス「つぶすわけにはいかなかった」


◆イングランド・プレミアリーグ ▽第12節 ブライトン 4-1 チェルシー(29日、英国・ブライトン、ファルマー・スタジアム)

日本代表MF三笘薫(25)が所属するブライトンは本拠でチェルシーを迎えた。三笘は4-2ー3-1の2列目の左サイドで先発。日本代表MFにとっては理想的なポジションでプレーし、前半5分、トロサールの先制点をアシスト。デ・ゼルビ監督の期待に見事に応えて、4ー1の勝利に貢献した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/c15b39772e062b87dfa22fd9e9ba611fc29a661c

チェルシー戦で先発したブライトンの三笘薫

14日に敵地で行われたブレントフォードとのリーグ戦で右足首を負傷し、その後2試合を欠場したが、約2週間で復帰。強豪チェルシーとの試合でリーグ戦初先発を飾った。この先発には三笘本人も「びっくりはした」という。試合前日まで「分からないところはあった」らしい。それは1トップの先発レギュラー、元イングランド代表FWダニー・ウェルベックの状態次第だったからだ。先発が伝えられた三笘は「準備はできていました。やるしかないと思っていました」とリーグ戦初先発に闘志を燃やしたという。

右足首の状態は100%ではなかった。しかし「せっかくもらったチャンスをつぶすわけにはいかないので、そこはもう切り替えて、なるべく考えないようにしていました」と話して、千載一遇のチャンスとも言えた試合に臨んだ。

試合開始早々、先制点アシストという形で結果を出した。前半5分、ドリブルで左サイドを突進し、チェルシーのペナルティーエリア内に侵入。相手DFを2人引き付けてからトロサールへスルーパスを出した。すると、今季絶好調のベルギー代表FWが見事なトラップでGKを交わし、きっちり先制点を奪った。

三笘はリバプール戦でも3-3に追いつく同点弾となったトロサールのゴールにラストパスを出していた。この時はアシストがつかず。今回がプレミアリーグ戦で初めて公式にゴールに絡んだプレーとなった。日本代表MFは「シュートまで持って行きたかったですけど、トロサールが見えてました。いい形で決めてくれた。難しいゴールだったと思うんですけど、感謝するしかないですね」と話して、頼もしい同僚に感謝した。

3点目のオウンゴールも鋭い出足でゴール前に飛び込んだ三笘が誘発した形だった。後半28分で交代した瞬間、会場を埋めたブライトンサポーターが一斉に立ち上がり、大きな拍手で先制点をアシストしたヒーローにスタンディングオベーションを浴びせた。しかし90分間フル出場できなかったことは「不満」だったという。

初先発の感想について三笘は「(手応えは)全然感じていない。90分通して支配できなかった。アシストは付きましたけど、(足首の状態もあり)フィジカル的にも結構きつかった中でやっていたので。及第点ぐらいですが、まあもっと上がると思います」と語り、プレミアデビューシーズンでのさらなる上昇を誓っていた。

次節、ブライトンはウルブスと対戦する。
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