好調リヴァプール、スロット体制で遠藤航にチャンスは?現地記者が注目のベンチ選手起用法

プレミア
1
リヴァプールのアルネ・スロット監督と選手の起用法について、『The Athletic』が分析している。

ユルゲン・クロップ前監督の後任として、今季からリヴァプールを率いるスロット監督。するとプレミアリーグ開幕から3連勝を達成。前節はマンチェスター・ユナイテッド相手に敵地で3-0と快勝するなど、7ゴール無失点という見事なスタートを切っている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/4b693aca7d6fa3a8e6f2d10982426c167a34a467

ベンチ選手の起用法に注目



そんなスロット監督について、『The Athletic』のグレッグ・エヴァンス記者、ジェームズ・ピアース記者、アンディ・ジョーンズ記者は「スロット・リヴァプール:最初の100日で学んだこと」と題し、様々な分野での変化などを分析。戦術面の変化やメディア対応などに触れた中で、指揮官の交代選手の起用法やマン・マネジメントにも注目した。

同メディアは、イプスウィッチとの開幕戦(2-0)において前半のみでジャレル・クアンサーを交代させたことを取り上げ「選手が必要な基準を満たしていない場合、交代を恐れないというメッセージを即座に送った」と指摘。その上でベンチに座る選手について、「それ以外ではリードしている場面で交代を行うことができた。現時点でビハインドを背負っていたり、終盤に勝ち越しを狙う際、どう交代選手を使うかはまだわからない」と綴っている。

その上で「フェイエノールト時代、スロットはチームのフィットネスを保つことで知られている。主任フィジカルパフォーマンスコーチを中心に各選手の負荷を管理し、オーバーワークを避けるように動いている」と分析。トレント・アレクサンダー=アーノルドが毎試合コナー・ブラッドリーと交代している事実に触れ、長期的な目線から選手の負荷をコントロールするためにベンチメンバーを活用していることを紹介した。

また「スロットを際立たせているのは、交代選手に対するマネジメント」とし、毎試合ベンチへと下がる選手にその理由を説明していることを評価。さらにチームの大多数のメンバーと1対1の面談を行い、選手の新たなパフォーマンスを発揮させていると伝えている。その中でドミニク・ソボスライやルイス・ディアスが好調であること、そして守備的MFとしてポジションを勝ち取りつつあるライアン・フラーフェンベルフが「最も印象的」であることを高く評価した。
1

見事なスタートを切ったリヴァプールだが、インターナショナルウィーク明けにはチャンピオンズリーグやリーグカップもスタートし、日程はさらに過密になる。遠藤航をはじめベンチに座ることの多いメンバーは、今後スロット監督の下で出番を得ることになるのだろうか。
タイトルとURLをコピーしました