町田浩樹フル出場のサン=ジロワーズが強豪ローマとドロー…初勝利逃すも互角の戦い | footcalcio

町田浩樹フル出場のサン=ジロワーズが強豪ローマとドロー…初勝利逃すも互角の戦い

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ヨーロッパリーグ(EL)のリーグフェーズ第4節、ユニオン・サン=ジロワーズvsローマが7日にボードゥアン国王競技場で行われ、1-1のドローに終わった。なお、サン=ジロワーズのDF町田浩樹はフル出場した。

ここまで1分け2敗と苦戦が続くサン=ジロワーズは、不振が続く優勝候補とのホームゲームで初勝利を狙った。この試合では町田が3バックの左で先発した。

一方、ローマはユリッチ新体制で苦戦が続き、早くも解任の可能性が出ており、先週末のヴェローナ戦でのショッキングな敗戦を払拭すべく、悲壮な決意で敵地へ乗り込んだ。そのヴェローナ戦からは先発4人を変更。エンディカ、ドフビクらに代えてクリスタンテ、ショムロドフを起用した。

【スコア】
ユニオンSG 1-1 ローマ
【得点者】
0-1 62分 ジャンルカ・マンチーニ(ローマ)
1-1 77分 ケビン・マク・アリスター(ユニオンSG)

https://news.yahoo.co.jp/articles/14f42b7cdb60b0b8bfea46bb4184d0b62d988d04

町田はフル出場で奮闘



開始直後にカライリ、ニアンとボックス付近で積極的に足を振っていくなど良い入りを見せたサン=ジロワーズ。以降はボールの主導権をローマに渡したが、球際の勝負で互角以上に渡り合って優勢に進めていく。だが、課題である得点力不足を露呈し、アタッキングサードでは効果的なプレーを見せられず。幾度か得たセットプレーもシュートを枠に飛ばせない。

これに対して、後ろに重い状況が続くローマは幾度かショムロドフ、バルダンツィに良い形で縦パスが入って攻撃のスイッチが入るが、全体の押し上げが緩慢で厚みを出せず。その中でセットプレーからペッレグリーニやマンチーニがシュートを枠内に飛ばすが、いずれもGK正面を突いた。

前半終盤にかけてはローマがより深い位置まで侵攻していくが、ハーフタイム直前に得たボックス付近でのエル・シャーラウィの決定機はシュートを枠に飛ばせず。試合はほぼイーブンな状況のまま0-0での折り返しとなった。

後半も一進一退の攻防が続くと、ローマが先に動く。55分、ショムロドフとル・フェを下げてドフビク、ピジッリを同時投入。ここから攻勢を強めると、62分にはセットプレーの二次攻撃からペッレグリーニの左クロスに攻め残っていたマンチーニが飛び込むと、GKモリスに競り勝ってヘディングシュートを流し込んだ。

得点力に課題がある中で痛恨の先制点を許したホームチームはすぐさま攻撃的なカードを切って前がかると、77分には左CKの場面でヴァンフーテのクロスをファーでDFを振り切ったマク・アリスターが頭で合わせ、セットプレーから同点に追いついた。

1-1の振り出しに戻った試合はここから白熱。ボールを握って押し込むローマはスーレやザレフスキと途中交代のアタッカーの個人技を起点にサイドからの仕掛けで決定機を生み出す。これに対してサン=ジロワーズもケビン・ロドリゲスらを起点にロングカウンターで際どいシーンを作り出した。

後半アディショナルタイムにはホームチームが厚みのある仕掛けでゴールへ迫ったが、ボックス内でのエル・ハジの反転シュートはGKスヴィラルのビッグセーブに阻まれ、劇的な逆転ゴールとはならず。

この結果、試合は1-1でタイムアップを迎え、ローマは痛恨の勝ち点逸に。一方、初勝利を逃したサン=ジロワーズだが、強豪相手の追いついてのドローという結果は今後に繋がるものとなった。

次節は28日に行われ、ユニオンSGはアウェイでトゥエンテと対戦。ローマはアウェイでトッテナムと対戦する。
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