
日本代表が今秋予定されている海外遠征(9月4~12日)で、ドイツ代表と“再戦”する可能性が浮上した。複数の関係者が15日までに明かした。交渉は大詰めで、試合会場はドイツ国内で調整しているという。
ドイツは昨年11月のW杯カタール大会で森保ジャパンと対戦し、MF堂安律(フライブルク)とFW浅野拓磨(ボーフム)の2発で屈辱の逆転負け。1次リーグ敗退の最大要因になった。現在、欧州各国は欧州選手権予選を戦っている最中だが、ドイツは開催国のため予選免除。チーム強化を図る中、日本代表との早期リベンジマッチを熱望しているという。
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ドイツは日本代表との早期リベンジマッチを熱望

マッチメークを担当する日本協会の反町康治技術委員長も「森保監督からランク上位のチームを要望されている。強い相手と対戦することで成果と課題が生まれると考えている。努力したい」とFIFAランキング上位の強豪国との対戦を常々希望。14位のドイツと20位の日本の思惑が一致した格好だ。
ハンジ・フリック監督がW杯後も指揮を執るドイツ代表は、MFニャブリらBミュンヘン勢も健在。ボールを大事にする戦術は変わらず、さらに3試合5失点をしたW杯の反省を生かし、ボール奪取能力や危機察知能力に優れたMFエムレ・ジャン(ドルトムント)をボランチ起用するなど守備の改善にも着手している。
第2次森保ジャパンは、サイドバックが内側のポジションを取る攻撃的なインナーラップ戦術を採用。1試合平均でボール支配率35%だったW杯カタール大会からの積み上げを図ることができる。また完全アウェーの雰囲気で行われる一戦は大きな価値がある。
