昨季ソシエダに加入した久保は35試合9ゴール7アシストの活躍で4位躍進に貢献。クラブにとっては10シーズンぶり、自身にとっては初の欧州CL出場権を自らの手で掴んだ。今季はラ・リーガで好調を続けるかたわら、欧州CLでもインテル戦(△1-1)、ザルツブルク戦(○2-0)と先発出場を続けている。
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ハイレベルな戦いにも前向きに挑めている様子だ。「強度は高いし、気持ちの入りも違う。やっぱりたとえば親善試合を同じ国とやるのと、W杯でやるのとは強度が違う。それと同じようにCLという舞台が相手の強度を高くさせていると思う」と印象を口にした久保は「おいしいご飯を食べた時と一緒。1回味わっちゃったら離れられない。来季もCL権を取れるように頑張りたい」とモチベーションを口にした。
もっとも、このままソシエダが欧州CLで好成績を残した場合、決勝トーナメント1回戦(ラウンド16)に日本代表のアジアカップが影響する可能性がある。アジア杯決勝は来年2月10日に組まれている中、欧州CLラウンド16の第1戦は2月13日、14日、20日、21日のいずれか。期間内のリーグ戦はもちろんだが、久保のような中心選手が抜けるとなればチームにとって大きな痛手となる。
この日、久保にアジア杯の位置付けを聞くと「まだメンバーもわからないし、どうなるかわからない」と前置きしながらも、「選ばれたらチームのシーズン中に抜けるのは正直痛い」と葛藤を吐露。「それを抜けてまで代表のためにという意味では、最低限の結果というか、優勝しないと何をしに行ったんだよとチームメートにも言われると思う。選ばれた暁にはそういった覚悟を持って参加したいとは思っています」と先を見据えていた。