佐野海舟は“最大で最高のサプライズ”。マインツ監督、デビュー戦後半からのパフォーマンスに衝撃隠せず | footcalcio

佐野海舟は“最大で最高のサプライズ”。マインツ監督、デビュー戦後半からのパフォーマンスに衝撃隠せず

佐野海舟
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マインツのボー・ヘンリクセン監督が、佐野海舟が公式戦デビューで見せたパフォーマンスの衝撃を語った。

先月半ばに日本で不同意性交容疑により逮捕され、29日に釈放された佐野は今月1日に新チームに合流。その後、不起訴処分となったことが明らかとなった同選手は、16日にマインツがアウェーで臨んだDFBポカール1回戦、ヴェーエン・ヴィースバーデン戦で先発し、新天地での公式戦デビューを迎えることに。延長戦にもつれ込んだこの試合でフル出場し、3-1の勝利に貢献した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/518973f120c8aee66273e20b0dd7fb684c06d4d5

「ウニオン戦も120分になることを願う」とも


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ヘンリクセン監督は佐野のパフォーマンスを受け、試合後に「彼はとんでもないマシーンだ」などとコメントし、その疲れ知らずの姿への驚きを口に。そして、ブンデスリーガ開幕節ウニオン・ベルリン戦(24日)に向けた記者会見で改めて同選手について言及。「私にとって最も大きなサプライズだった」と明かし、この試合で長期離脱から復帰した選手や新加入のアミンド・ヅィーブを引き合いに出しながら次のように続けた。

「ベロ(シュテファン・ベル)が良いプレーヤーであること、(マクシム)ライチが良いプレーヤーであること、ヅィーブもこの試合で良かったことは知っている。だが、私にとっては海舟だった」

「彼は日本での問題により遅れてやって来たが、もはやクレイジーだった。オン・ザ・ボールでもオフ・ザ・ボールでも良かったし、スピーディーで空中戦にも強かった。身長はあまり高くなくてもとても高くジャンプできる。我々にとっては最大で最高のサプライズだった。すべてを持ち合わせている」

「まだ1試合だけだ。でもウニオン・ベルリン戦も120分になることを願う。なぜなら海舟にとってポジティブなことだからだ」

すると記者は「外からは、彼は70分ごろから本格的にスロットルを上げていたように見えたが、あなたもそう思うか」と質問。デンマーク人指揮官はこう返している。

「試合前にはスタッフと彼について、60分間しかプレーできないだろうと話し、実際に彼を下げることを考えていた。しかし、彼はどんどんスロットルを上げていったんだ。我々はベンチで選手たちの走行距離や速度など確認できるが、彼の数値は常に上昇していった。『一体どういうことだ?』と思ったね。彼は110分にも裏を突く走りを見せた。みんなで『この男に一体何が起きている?』と話していたよ」

「とにかく良かった。それにほかのプレーヤーたちにとっても、彼に何ができるのか見れたことも良かった。まだ100%、それをわかっていなかったのでね。彼が良いプレーヤーであること、うちに良いプレーヤーがいることをみんなが知るのはとても大事なことだ」
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マインツ対ウニオン・ベルリンは明日24日22:30より試合開始予定。
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