W杯アジア2次予選を全勝で通過した日本代表に、セルジオ越後「結果には文句のつけようがない。ただ、もう忘れたほうがいい」 | footcalcio

W杯アジア2次予選を全勝で通過した日本代表に、セルジオ越後「結果には文句のつけようがない。ただ、もう忘れたほうがいい」

W杯アジア二次予選
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すでにW杯アジア最終予選進出を決めていた日本代表が、消化試合の2連戦(ミャンマー戦、シリア戦)を共に5-0で勝利。結局、日本は2次予選を6戦全勝、無失点で終えた。

ミャンマーはグループ中で一番レベルが低い相手。アウェー戦ながらメンバーを落とした日本が快勝した。

ミャンマーは必死に守ってなんとかしようとしていたけど、日本とのレベルの差は明白。アスリートらしい体をしていない選手もいたし、どこかアマチュアっぽい感じ。日本が先制しても点差が離れても攻めようとしない。日本の選手も高温多湿だったからなのか無理せずゆっくりボールを回していた。だから日本の選手全員がうまく見えた。試合のMVPも選びにくい。

https://news.yahoo.co.jp/articles/23a6ac96368f3571e7b9ea89b000d89b26af01c4

「点を決めた選手もガッツポーズをしないし、照れながら笑ってハイタッチするくらい。それだけのレベルの差を選手も感じていたんじゃないかな」


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キックオフが日本時間で午後9時過ぎだったからよかったけど、深夜だったら途中で寝ていたかもしれないよ。

続いて対戦したシリアはミャンマーよりもレベルは上。前回のカタールW杯でもアジア最終予選まで勝ち上がっている。

ただ、今回は置かれていた状況が悪かった。前節の北朝鮮戦に0-1で敗れ、最終予選進出には日本に勝たなければならなくなっていたからだ。

本来なら日本に続いて最終予選進出を決めているか、悪くても日本戦に引き分け以上で最終予選進出という状況を想定していたはず。日本とのアウェー戦は5バックでスペースを消して、じっくりカウンター狙いという戦い方を選びたかっただろう。でも、状況的に4-4-2の攻撃的なシステムを採用しなければならなかった。

そのせいもあり日本の中村、堂安、上田といった攻撃陣が目立った。ウイングバックに入った中村と堂安は、サイドにスペースがあるから1対1で勝負できるし、サイドから崩せるので中央の上田も生きた。攻撃陣が機能して先制点、2点目、3点目と決めて前半で勝負ありだ。

この試合の日本は前半3バックで後半4バック。森保監督としては9月から始まる最終予選に向けていろいろ試したかったのだろう。でも、試す試合にはならなかった。だから、点を決めた選手もガッツポーズをしないし、照れながら笑ってハイタッチするくらい。それだけのレベルの差を選手も感じていたんじゃないかな。

2次予選の結果については文句のつけようがない。ただ、もう忘れたほうがいい。相手との力の差が大きかったからで、大量点を奪ったからといって、僕は日本の選手層が厚くなったとか、攻撃力がアップしたとか思わない。相手のレベルが上がり、さらにプレッシャーのかかる最終予選でも同じようにプレーできるかだね。

前回カタールW杯でも日本は2次予選を今回同様にラクラクと勝ち上がったけど、最終予選ではいきなりオマーンに負けるなどかなり苦労した。今回も本大会のアジア出場枠が増えたとはいえ、油断できないよ。

特に、年初のアジア杯で露呈したロングボール、サイドからのクロス、セットプレーへの対応といった課題をどう克服するのか。最終予選で戦う相手は必ずそこを狙ってくるからね。

また、攻撃面では右の伊東の不在が気になる。左は三笘が故障から戻るだろうし、中村も結果を出している。でも、右の伊東はここ数年、ずっと日本の攻撃の中心選手だった。彼を呼べないとなると少し不安になるよ。
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W杯アジア最終予選の抽選会は、6月27日にマレーシアのクアラルンプールにあるAFCハウスで実施される。
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