横浜FM社長がキューウェル氏解任の背景明かす「整理、修正が必要と感じた」15日夜に本人に伝達

就任・辞任
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横浜FMの中山昭宏社長が16日、横浜市内で取材に応じ、同日に発表したキューウェル監督の契約解除、ハッチンソン・ヘッドコーチの暫定監督就任について、経緯を説明した。

キューウェル元監督とは15日に30分程度話をし、契約解除とする旨を伝えたという。

同社長は「クラブ初の、輝かしい成績をもたらしてくれた。本当に感謝している」と、ACLでクラブ史上初めて決勝に進出した元指揮官の功績を強調。15日の会談時も本人に伝えたという。

https://news.yahoo.co.jp/articles/d510eab89fca02ed917e726f2f3c86882e5415ee

今回の決定にはシティ・グループ(CFG)も絡んでいて、彼らも動いている


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一方でACLとJリーグを並行して戦う過密日程の中ではあるものの、首位の町田と勝ち点20差という現況に危機感を感じていたという。「選手が生き生きとした姿でアタッキング・フットボールをやりきれていなかった。そこは課題であり、そこの整理をして、修正をしていくことが必要だと感じた」と解任に至った理由を語った。

後任にはハッチンソン・ヘッドコーチの昇格を決めた。アタッキング・フットボールの継承と進化を目指す上で、適任と判断したという。日頃から日本人コーチと円滑なコミュニケーションを行っている点、現在も練習メニューの多くを担当しており、連続性をもって新体制をスタートできる点も大きかった。同社長は「少しの部分をきちんと補えば、我々のフットボールはすぐに戻ってくると考えている」と見据えた。

新指揮官の肩書きに「暫定」がついたことについては「今回の決定にはシティ・グループ(CFG)も絡んでいて、彼らも動いている。彼らがどのタイミングで候補を見つけてくれるかは、現段階ではわからない」とし、暫定とする期間については明言せず。「そのタイミングを見極めつつ、アタッキングフットボールの原点に立ち返って、取り戻せるかを併せて検討する」と語るにとどめた。
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横浜FMはリーグ戦では4連敗を喫するなど低迷。23節終了時点で勝点29の12位に甘んじている。
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