パリオリンピックの大岩ジャパンをスペインの名指導者が激賞「藤田譲瑠チマはロドリを彷彿」 | footcalcio

パリオリンピックの大岩ジャパンをスペインの名指導者が激賞「藤田譲瑠チマはロドリを彷彿」

オリンピックU-23 / U-24
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「やや大袈裟かもしれないが、藤田(譲瑠チマ)はロドリ(マンチェスター・シティに所属し、ユーロ2024では優勝したスペイン代表で大会MVPに選ばれた現代最高のプレーメイカー)を彷彿とさせた」

スペインの慧眼、ミケル・エチャリはそう言って、パリ五輪開幕戦、日本がパラグアイを5-0と下した試合を振り返っている。開口一番、藤田を激賞するほどの高評価だった。

「日本はすばらしい勝利だったが、藤田がそのプレーを担っていた。中盤で正しい位置を見つけ、ボールを受け、捌き、あるいは力強く前に運ぶ。その技量において、藤田は傑出していた。パラグアイを苛立たせ、焦らせ、手も足も出させなかった。パス出しにセンスがあり、プレーに落ち着きがあって、さらに体格にも恵まれている。日本のフル代表は長くスカウティングしてきたが、ひとつの発見だった」

エチャリが、ほとんど手放しでプレーメイカーを称賛している。その意味はとてつもなく大きい。たとえば、育成年代では評価がそこまで高くなかったシャビ・アロンソ(元スペイン代表。現レバークーゼン監督)のプレーセンスを、レアル・ソシエダでいち早く見出したのが、当時、ダイレクターだったエチャリだった。そんな目利きが、藤田をロドリと比較したのだ。

ちなみにエチャリの一番弟子と言えるのはフアン・マヌエル・リージョ(元ヴィッセル神戸監督)だが、そのリージョはロドリが所属するシティを率いるジョゼップ・グアルディオラの師匠であり、現参謀である。

https://news.yahoo.co.jp/articles/5917dd84fa80b2a6986751c90b87c144ad6c6347

パラグアイ戦で日本の中盤をコントロールしていた藤田譲瑠チマ



「日本は藤田のいる中盤がパラグアイを制圧することによって、試合の行方を決定づけた」  そう繰り返したエチャリは、試合のディテールをどう分析したのか?

「大岩剛監督が率いる日本は、4-3-3というフォーメーションを選択していたが、実にいい運用を見せている。ふたりのインサイドハーフとふたりのサイドアタッカーは常に斜めに動き、相手を撹乱。その一方で、それぞれがいるべきポジションを失わず、攻守両面で優位を成立させていた。序盤、ポゼッション率自体はほぼ互角だったが、日本のほうが積極的に敵陣に入っている。

これは冒頭に書いたように、藤田が中盤の攻守でリードしていたのが大きいだろう」

「前半19分、日本は左サイドを破って、折り返したところを三戸舜介が確実に決めている。その後も、パラグアイにリズムを与えていない。中盤での争いに敗れた相手選手がストレスを溜めたところだった。25分、背番号10のワイルダー・ビエラに平河悠が足を暴力的に踏まれ、レッドカードを誘発。敵をひとり少ない状況に追い込んだ(平河は負傷交代を余儀なくされ、気の毒だった)」

日本は先制に成功し、11人対10人の状況を作り出したのである。

「日本はチームとして見事な戦いをしていた。各選手がよく戦いを理解していたと言える。

たとえば両サイドバックは、守備だけでなく、攻撃でタイミングよく奥深く攻め込むことができて、それを組織の中でやってのけていた。ふたり(関根大輝、大畑歩夢)とも、チームプレーヤーとしての能力が高い。また、ふたりのセンターバックも出来がよく、特に木村誠二はよく集中していた。それはいいセンターバックの資質である。

前線では細谷真大が、相手センターバックをしばしば引き連れることによって、味方にスペースを与えていた。その点、”周りを生かす”という戦術的な動きは及第点を与えられるだろう。ただ、欲を言えば、ストライカーとしての怖さも見たかった。

やや不安だったのは、GK小久保玲央ブライアンの軽率さか。前半終了間際、不必要な時間稼ぎでカードを受けていたし、後半頭にはビルドアップのミスが味方のイエローカードにつながってしまった。上位に勝ち上がるほど、こうしたミスは大きなツケを払わせられることになるだろう」

エチャリはそう言って、いつものように建設的な指摘をしながら、将来性のあるチームを称賛した。

「後半18分、左からのクロスを三戸が押し込み、試合の流れは決定づけられたと言えるだろう。その約5分後には追加点で3-0に。ひとり少ないパラグアイの心を折った。

交代で入ったFWの藤尾翔太は、前線に活力を与えていた。ヘディングがうまく、カウンターにおけるストライカーとしての怖さも見せている。彼が2得点したのは偶然ではない。興味深いFWだ。

今回の五輪代表メンバーは、これから少しずつフル代表に加わっていくだろう。パラグアイ戦を見た限り、日本サッカーの前途は明るい。技術やスピードだけでなく、戦術レベルも高く、戦力に厚みを与えられるはずだ。

もっとも、若いチームだけに、注意深く見守る必要はあるだろう。まずは次のマリ戦、どのように戦うのか。日本サッカーの未来と現状を見極めたい」

パリ五輪第2戦 U23日本代表対マリ代表戦は明日28日早朝4時より試合開始予定。

コメント

  1. 匿名 より:

    ミケルエチャリかなと思って開いたらミケルエチャリだった

  2. 匿名 より:

    小久保にイエロー出てたっけ?
    高井と関根はもらってたけど記憶にないんだが

    • 匿名 より:

      小久保には出てない

      • 匿名 より:

        だよな!じゃあ↓はなに見て語ってるんだ?

        やや不安だったのは、GK小久保玲央ブライアンの軽率さか。前半終了間際、不必要な時間稼ぎでカードを受けていたし、

  3. 匿名 より:

    そりゃね、藤田チマはあのプレーを見せれば目に留まるわ
    他の選手に対してもこの論評は的確だと思う

  4. 匿名 より:

    彩艶への当て付けで小久保の評価やたら高まってるけど冷静に第三者の目で見たらトップリーグのキャリアも足元の技術も致命的に足りてないのよね

    • 名無し より:

      当てつけだと思い込んでるのヤバすぎる

    • 匿名 より:

      ザイオンも思いっきり足りてなかったから、アジアカップ本番であのミスの連発だぞ
      小久保だってザイオンより経験が無いんだから同じことだろ
      ザイオンを庇うなら、小久保だって同じ論理で庇われることになるさ

      ザイオンのあれは森保が維持張って交代させずに自滅しただけだが、、、ね
      国際試合をなんだと思ってるのか、あの人は

      • 匿名 より:

        「ザイオンのあれ」って何?
        交代させずに、ってアジア杯のサブは前川と野澤でどっちも経験ゼロ。
        経験豊富なベテランGKがいたならわかるが。

        • 匿名 より:

          A代表セーブ数0のザイオンか、ボールタッチ数0の前川か、出場時間0のブランドンかって状況がおかしいからな

          まぁみんな呼べなかったからなんだけど

  5. 匿名 より:

    藤田と小久保は日本のではなく、世界で若手注目すべき選手。
    この二人はハングリー。挑戦者。
    安売りし続けないできっちり権利を売買すべきです。組織が個人の才能を過小評価する時代は終わらせないといけません。日本は組織にもっと有力国のスカウトや指導者を迎え入れなければならない。指導者の差がある、マネージの差、メンタルやフィジカル管理が後進国ですよ。アマチュアのテニス愛好者に言われる前に変えなきゃ。

    • 匿名 より:

      Jリーガーなんて年俸3000万の2年契約がほとんど。
      それを基準に移籍金を設定したら安売りになるのは当然。
      世の中の商品は値段の明確な根拠と相場がある。根拠なく釣り上げるのは詐欺だろ。

  6. 匿名 より:

    まぁどっちも日本にいないけどな
    ベルギーだし

  7. 匿名 より:

    藤田確かに良かったけど継続が無いと相手がひとり少なかったからと評価がしぼむ
    このまま順調に活躍して評価高めていって欲しいね

  8. 匿名 より:

    体格に恵まれてるか?

  9. 匿名 より:

    露鳥って何だよww
    胃にシャビだろww

  10. より:

    DF褒めちぎり、小久保駄目は日本を落とすため?それとも目か頭の病気かな?

  11. 匿名 より:

    オシムの言葉が欲しい。ズバズバ本質をついた意見にはオシム以来出会ってない気がする。

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