田中碧、同僚MFの高額移籍でデュッセルドルフと契約延長の可能性も? | footcalcio

田中碧、同僚MFの高額移籍でデュッセルドルフと契約延長の可能性も?

田中碧
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ブンデスリーガ2部フォルトゥナ・デュッセルドルフの日本代表MF田中碧は未だに去就が不透明のようだ。地元紙『ライニシェ・ポスト』が同選手の状況を分析している。

デュッセルドルフは先日、昨夏にフライブルクのセカンドチームから加入した守備的MFヤニック・エンゲルハルトがセリエAに昇格のコモへの移籍に迫っているとの報道が急浮上。移籍市場に精通するファブリツィオ・ロマーノ氏やドイツ『スカイ』はクラブ間は移籍金800万ユーロ(約13億3000万円)+ボーナスで合意し、クラブは23歳ドイツ人MFの交渉のための離脱を認めた。

そして、これを受け『ビルト』は同クラブは史上2番目に高額な移籍金を得ることになるとした上で、幹部は契約が2025年までとなっている田中との契約延長を画策している可能性を指摘。『キッカー』でもまた、「惜しくも1部昇格を逃したクラブの強化部は、セントラルMF田中碧のような選手をそれでも売却するのか検討すべきだろう。経済的には、その必要性はさほど大きくないからだ」との見解が述べられている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/646f30eaf02e19fa2f8f0a566b84d7b5b33d1ba6

去就が不透明の田中碧



一方で、『ライニシェ・ポスト』は田中の残留に懐疑的な模様。「我々編集部がつかんだ情報によると、クラブは25歳の安売りでの放出を望まず、(移籍金の)絶対的な最低額として250万ユーロ(約4億2000万円)を設定している」と以前300万ユーロとされた要求額を下げたことを報じた上で、他メディアの報道については次のように続けた。

「田中自身はデュッセルドルフを去りたいとクラブに伝えている。問題は、どこも今のところおそらくタナカを欲しがっていないということだ。ブンデスリーガの市場は限られており、国外ではまだどこも動いていない。協力関係をやむを得ず継続? 我々の情報によれば、このシナリオは完全に否定できないものの可能性はやや低いと言えるだろう」

「全体的にかなり複雑な状況で、関係者全員が満足する解決策を思い描くには、多少想像力を働かせる必要があるだろう。田中本人はデュッセルドルフの自身への評価については把握している。しかしながら彼は次のステップに進むためにクラブを去りたいと繰り返し述べてきた。そして今となって、将来への不安からもう一度フォルトゥナに身を投じるなんてことはあるのだろうか?」

なお同紙は記事の最後にクリスティアン・ヴェ―バーSD(スポーツディレクター)のコメントを紹介。田中に契約延長をオファーしたかについて「まだそういう状況ではない。ひとつひとつこなしていかなければならないからね」と前置きすると、「ヤニックに関して動きが生じているが、何も決まっていない限り、その後にやらなければならないことを心配しても仕方ない」と明言を避けながら話していた。
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デュッセルドルフとの契約期間も残り1年。田中はどういった決断を下すだろうか。
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