「想像を絶する人的被害の懸念」2034年W杯のサウジ開催決定を欧米大手メディアが非難。“出来レース”を進めたFIFAに苦言 | footcalcio

「想像を絶する人的被害の懸念」2034年W杯のサウジ開催決定を欧米大手メディアが非難。“出来レース”を進めたFIFAに苦言

ワールドカップ
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12月11日にオンラインで行なわれたFIFA(国際サッカー連盟)の臨時総会で、2030年と2034年のワールドカップ開催地が決定した。

前者は、スペイン、ポルトガル、モロッコの3か国共催&ワールドカップ100周年となるため、第1回大会のホスト国であるウルグアイをはじめ、アルゼンチン、パラグアイの南米3か国で1試合ずつの実施となり、後者はサウジアラビアの単独開催となった。いずれも対立候補がないため、拍手による承認で決定している。

ただ、欧米の大手メディアは、サウジ開催を疑問視している。米放送局『CNN』は「人権団体は『想像を絶する人的被害を警告』と見出し打ち、次のように伝えた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/1e348e0ddf84f28025544fa5bdfea9ff8f4b84c6

30年をヨーロッパ、アフリカ、南米の共同開催にすることで34年がアジアかオセアニアの国にしか立候補できない状況を作り上げた



「Human Rights Watch(HRW)の中東・北アフリカ担当副局長マイケル・ペイジ氏は最近、おそらく世界最大のスポーツイベントをサウジアラビアで開催することによる『想像を絶する人的損失』について警告した。これは、複数の人権団体が湾岸諸国における移民労働者の虐待、言論の自由、少数派の権利などの問題について警告している中での発表である」

記事は「HRWの最近の報告書『先に死んでくれ、後で償う』では、サウジアラビアは人権侵害の悪評を払拭するためにこの大会を利用していると主張している。この報告書は主に移民労働者の待遇に焦点を当てており、HRWは彼らがサウジアラビア・ワールドカップの夢の実現の矢面に立つことになると述べている」と報じている。

「報告書は『労働者は契約のすり替え、法外な募集料、賃金の未払い、雇用主によるパスポートの没収、強制労働など、広範囲にわたる虐待にさらされている。近年、サウジアラビアが発表した一連の改革にもかかわらず、雇用主は依然として労働者に対して不釣り合いなほどの支配力を持っている』と綴った」

英衛星放送『SKY SPORTS』も「サウジアラビアが2034年ワールドカップ開催地に選出されたが、入札のプロセスには依然として疑問が残る」と題した記事を掲載。次のように伝えた。

「2034年にワールドカップを王国に招致するための野望や支出に制限はなく、入札競争に勝つ必要もない。サウジアラビアはFIFAにお世辞を言い、資金を提供し、投票ではなく諸国の喝采によって、2034年ワールドカップの開催国として承認されることになった」

『SKY SPORTS』は「FIFA最大のスポーツイベントのために15のスタジアムが建設される中、差別的な法律、人権侵害、労働条件への注目は薄れてしまった。FIFAは、ワールドカップが労働改革を導入し、女性の権利を拡大することで変化のきっかけとなり得るというサウジアラビアの見解を支持している」と指摘。FIFAのジャンニ・インファンティーノ会長をこう皮肉った。

「この機会はインファンティーノ氏によって促進された。サウジアラビアは、世界を飛び回り、権力者や富裕層との写真をインスタグラムに投稿するFIFA会長を喜ばせるための接点を熟知しているのだ。近年、FIFAの事務所がない国の中で、彼が最も多く訪問した国は(サウジ以外に)他にはない。対照的に、彼は2023年にオーストラリアで女子ワールドカップが開催される前、準備状況を確認するために同国を訪問したことはなかった」

同メディアは「スイスのパンデミック対策の制限が厳しく、不要不急の渡航は控えるよう勧告されていた最中であったにもかかわらず、インファンティーノ氏は2021年初めにFIFAの拠点からサウジアラビアを訪れ、政府の広報ビデオで石油資源の豊富な国を宣伝し、ディルイーヤの宮殿周辺で儀式的な剣舞を披露する様子が撮影された」とその行動を疑問視。こう見解を続けた。

「サウジアラビアがワールドカップ開催の鍵を握る統括団体を説得する巧妙さを示したことから、彼の優先事項がどこにあったかは明らかだった。また、インファンティーノ氏は、サウジアラビアに有利になるように入札プロセスを不正に操作したと非難されて以来、1年間、公開の記者会見を一度も開いておらず、ジャーナリストが同氏に直接主張をぶつける機会を奪っている」

『SKY SPORTS』は2030年をヨーロッパ、アフリカ、南米の共同開催にすることで、(同じ大陸で8年間は開催できないため)2034年がアジアかオセアニアの国にしか立候補できない状況を作り上げたと主張。「スポーツ界の多くの道と同様に、すべての道は2034年のリヤドへとつながっていたのだ」と見解を示している。
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いわば“出来レース”だったと考えているようだ。

コメント

  1. 匿名 より:

    2022カタール、2034サウジ、次は中国
    日本は2050年までに自国開催できないだろうね

  2. 匿名 より:

    不必要なほどの巨額な金を得るための道具としてW杯を使うFIFA
    勝手に作った人権ルールで他国に悪のレッテル貼りをしようとする米英人
    金の力でサッカーをオモチャにする中東人
    こいつらを消去すればサッカー界は今より良くなるだろう

    • 匿名 より:

      なるわけねーだろ
      国連でもなんでも、組織で汚職する率はアフリカ系とか中華系とかの有色人種の方がダントツに多いのに
      じゃあ、白人達よりひどいアフリカ、南米、中国、インドネシアといった汚職の権化を消去すんの?
      参加できる連中、人類の90%くらい消えるやん

  3. 匿名 より:

    インファンティーノを調べろ
    常に悪そうな顔をしている、強欲なイタリア人って顔だ。

  4. 匿名 より:

    サウジ開催W杯でまたドイツ代表が何かパフォーマンスしてくれるぞ

  5. 匿名 より:

    とにかく金の為の大会の肥大化はやめろや
    36チーム出場が1番バランス取れてんのにアホだろ
    レベルが下がるだけだ

  6. 匿名 より:

    とりあえず今回の予選はサウジに脱落してもらいてぇわ

  7. 匿名 より:

    なんでイギリスは手を挙げてないんだ?

  8. 匿名 より:

    今年のパリ五輪とか見てると
    別にサウジでええやんとしか思わん
    カタールもなんやかんやで面白い大会だったし

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