
日本サッカー協会は1日、ワールドカップ(W杯)カタール大会(20日開幕)に臨む日本代表メンバー26人を発表した。森保一監督が東京都内で会見し、選出した選手の名を読み上げた。サッカー元日本代表MFで2010年南アフリカW杯に出場した中村憲剛氏がNHKの「速報!サッカーW杯カタール大会 日本代表メンバー」(後1・55)に生出演。川島永嗣(ストラスブール)、長友佑都(FC東京)らベテラン勢に対し、かつてGK川口能活が担ったチームのまとめ役を期待した。
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彼らの経験値というのは今の中堅の若い選手たちにとっては、大きいんじゃないかな

中村憲剛氏は「メンバーを見ると2018年のワールドカップが終わったあとから4年間森保監督がチームを作ってきた中で、そのチームの雰囲気づくりというか、集団の空気感というのを、吉田キャプテンをはじめ、川島もそうですし、長友もそうですし、そういう選手たちがチームのそういう大きな枠、雰囲気の枠みたいなのをつくっている」とベテラン勢の意識を解説した。
さらに、「僕が出たとき(2010年南アフリカW杯)は、川口能活さんという方がいらっしゃって、ベテランの方で、すごくチームをまとめてくれたんですよね。そういう選手の背中を川島や長友は見ていると思うんです」と続け、「この日本代表の集団って、いろんな選手が集まるので、まとめるのは簡単ではないんですけど、やっぱり彼らがどんな立場でも常にトレーニングをしっかりやるそういう姿を見せることでまとまりというのが、できてくるんですよね。彼らは、ベテランの先輩の背中を見て、今、自分たちがそういうふるまいをしているので、そういう彼らの経験値というのは今の中堅の若い選手たちにとっては、大きいんじゃないかなというふうには思います」と語った。
2010年の南アフリカW杯では34歳だった川口能活が第3GKとしてサプライズ選出。当時の岡田武史監督はチームの精神的支柱としての役割も期待してのメンバー入りだった。プロ17年目のベテランがチームのまとめ役を買って出たこともあり、長友や本田圭佑らを擁する日本は自国開催以外のW杯で初めて決勝トーナメントに進出を果たした。
