11月1日にカタールW杯日本代表メンバーが発表されて以来、最初のリーグ戦。落選に関して、初めて公の場で口を開いたことになる。代表については、「あんまり喋りたくないですね……」と、穏やかな口調ながら、いったんは話すことをきっぱりと断わった。それでも、自身がウニオン・ベルリンでスタメンに定着しきれていないもどかしい状況と絡めながら、自ら代表についても触れていった。
https://news.yahoo.co.jp/articles/c4c8012d3425074188b7edd33e3c299c5f987eb3
ブンデスリーガでは首位争いをしているウニオン・ベルリンの原口元気
それでも、開幕当初よりは状況は改善されていた。このレバークーゼン戦の3日前に行なわれたELサン・ジロワーズ戦には先発出場し、勝利と決勝トーナメント進出に貢献、さらにその前のリーグ戦第12節ボルシアMG戦では、0-1から途中出場し、チームを逆転勝利に導いている。
だが、レバークーゼン戦では出場機会がなかった。
「ちょっと理解できないですけどね、正直な話。でも、今季はたびたびこういうことがあるので……」
原口に求められているものと、現在のパフォーマンスや結果との間に、合致しない点があるということか、と尋ねてみた。
「まあ、いろいろ不満はあるんですけどね。チャンスがきた時に、結果は出していると思ってるので、なかなか理解しにくい部分はあるんです。でも、愚痴っても仕方がないので、次はおそらく、おそらくチャンスがあるだろうと思うので、次に見せるだけと思います」
「おそらく」と2回繰り返したのは、やはりチャンスを得られるという確証がないからなのだろう。
「今シーズンはいろいろと悔しいことが続いて、あまりよくない流れをしっかり自分自身で切らないといけないかなと思う。僕がいいとか悪いとか言うのは自己判断でしかないですけど、それ(自分のパフォーマンス)に対しては、別に悪いとは思ってないです。だけど流れとしてよくないかな、というのはあるので……」
毎回のパフォーマンスに関しては、やりきっていると言う自負がある。それでもトータルで見れば、W杯メンバー落選も含めて、流れとしてよくないということだろう。
「試合も出たり出なかったりですし、『(チャンスを)つかんだな』と思ったらつかめなかったりということが続いている。9月(の日本代表合宿)が終わったくらいから、また少し自分にも流れがきているかな、僕が出ていない試合は勝ってなくて、僕が出た試合は勝つという試合が続いているので、あと一歩自分自身の結果さえ出てしまえば完全に逆転するのかな、というのはあるので、最後は自分でいい流れに持っていけるようにしたいなと」
悪い流れを断ち切るのはあくまで自分自身。自らのプレーでしかそれはできないとわかっていた。
「(EL第6節サン・ジロワーズ 戦のように)スタメンで出て勝って、それでも状況が変わらないんだったら、数字を残すしかないなと。今のポジション的に毎試合、数字を残すのはなかなか簡単じゃないですけど、まあトライして。せめて笑って終われるくらいの2022年にしたいと思います、ハハハ」
森保ジャパンでの原口は、出場時間こそ短いものの、毎回選出されてきたレギュラーメンバーだった。 昨年9月からのW杯アジア最終予選では全10試合中9試合に出場。6月に4試合、9月に2試合行なわれた親善試合でも、出場なしは2試合だけだった。
そういう選手を選ばないということは、これまでの日本代表の活動そのものを否定するようなものではないかと感じられた。原口個人を見ていても、年齢を重ね、仲間を鼓舞する姿に、成長を感じるようになったし、そこにこそ存在意義があるようにも思えた。複数のポジションをこなすユーティリティプレーヤーでもあり、試合終盤に投入されればちゃんと試合を終わらせることのできる、経験値からくる安心感のある選手でもある。そしてポジション争いに苦労しているとはいえ、ブンデスリーガで首位争いを演じているチームの一員だ。
原口は言う。
「僕は1日1日、一生懸命生きてますし、本当にウニオンには面白いミッションがある。ブンデスで首位争いをして、ELでも勝っていて。非常に面白いなかにいるので、ああいうことが起きても、すぐにELもありましたし、そこに出るように、すぐそっちに切り替える……」
「切り替えることができた」とは言わなかった。だが、ウニオン・ベルリンでの苦しくとも刺激的な環境があるからこそ、”ああいうこと”の直後も日々のトレーニングに没頭せざるを得なかった。気を紛らわせる一助になったのだろう。
「僕のサッカー人生は続いていくので。ただただ続いていくので。まあ、楽しんでやっています。なかなか思いどおりにいかないシーズンですけど、全然楽しくポジティブにやっている。自分自身の価値を高めるチャンスがこのチームにはあると思うので、自分自身にまだ期待して、楽しんでいこうと思います」
最後はにっこり笑って締めくくったが、瞳には光るものがあったようにも見えた。「自分自身に期待する」と言う原口のこれからに大いに期待しながら見ていこうではないか。今季の原口はドイツの地で大きく羽ばたくに違いない。
コメント
森保体制になって、吉田よりも出場数が多いのは原口と南野だけ
ベテランらしい振る舞いで若手とも仲が良いし、ベンチとしては理想的な選手だと思う
選ばないという選択肢があったことにびっくりだ
呼ばれなかったのが一番理解できない選手
出れてないのを加味したとしても、ひでえのいっぱいいるじゃん
ポイチは監督としてだいぶマシになってきたけど、原口を選ばないことで「やっぱりポイチだな」って思った。「戦術」とか「選手の価値」とか「組み合わせ」とか、全く理解してないんだよ。
こうなったら、W杯期間しっかり休んでクラブで爆発して欲しい
絶対に必要だった
結局最後に責任取るのは監督だからな
可能性は低いけど、森保が納得して選んだ26人で上手くいくかもしれんしW杯終わってみるまでわからん
でも原口選ばれて欲しかったな
読むのも辛いわ…
キツイ時に頑張れる選手を軽視するチームは脆い
押し込まれる展開、耐えなくてはいけない時には、頑張りきれる精神力が必要になる
原口はこのチームにいるべき存在
>>7
原口は最終予選でも試合を終わらせる役割をしっかりこなし続けてきたなのにね
そういう役割で堂安や南野では心持たない
若手同様野心だってあるし途中出場でもやるべき事をきちんとやってる。
途中出場って試合の状況展開流れで全く試合に入れなかったりフワフワしたりする選手とか多いのに原口は毎度問題無く入れてる。
アジア予選すら経験してない相馬や町野はW杯本番を途中から出たら空回りしそうだよ。まあそもそも森保じゃ起用すらしないかもだが…。
森保が1番重視してた「経験」を要所で出せるのが原口だと俺は思ったんだがな
遠藤が欠けるなら鎌田が1列下がるという可能性も一応あるからそうなると交代もしくはコスタリカ用トップ下が欲しくなるなぁ
しかしもう呼べません
色んなシミュレーションしたのに原口を使う場面なかったって、、どんなシミュレーションしたのか気になる
原口に関してはぼかさないでしっかり落選理由聞きたい
>>3ほんこれ。森保さんかなり養護してきたけど、
佐々木翔も本当に森保さんのおかげで価値と等価の評価がされずらくなっちゃったし、
原口のベテランとしての価値が見えてない所で、クラウチングスタートで数週間後は叩いてやりたくなる。
まあコアなサポは原口の素晴らしさを知ってるわけだから、頑張って欲しいね長谷部を目指して。
正直原口選ぶかどうかは難しい決断だろ
勝ち逃げの展開少ないだろうし経験者ベテラン勢は川島、長友もいるし
インサイドハーフも多様しないなら尚更
ブラジル戦のデュエル勝率は遠藤鎌田より原口の方が3割高くて、田中よりは5割高い
追いかける展開でも真ん中の圧力に勝って攻めるためには必要というかジョーカーになり得る存在だったはず
選ばれ無かったのが不思議だとは思わない。彼だから出来るというプレーが有ったとは思えないね。落ちても不思議では無いね。正直原口を選ぶなら、俺は川辺を選ぶかなと。
柴崎より原口だったかな
中央にコンバートされて、いまいち開花しきれないタイミングでワールドカップを迎えてしまった感じ。
あと半年でもあればプレイスタイルの確立とかもできたかもしれないけど、現状は気持ちで戦ってる部分で補ってるという印象を受ける。
原口は森保以外の監督なら選出されてた選手だから、監督がアレでついてなかったと思うしかないよ
>>15
いや、大会なんだから
勝ちに行く想定もしなきゃダメだろ
ポリバレントで
体力走力があって、
インテンシティも根性もあって、
経験豊かだから中盤で若い選手を引っ張れる稀有な選手なのにもったいない。
>>12
これまで何度も、対戦相手から遠藤を狙い撃ちでハメ守備されたし、逆に日本のハイプレスに対して3CBで簡単にいなされたし、それでも対策を見せてくれたことないし、
シミュレーションをマトモにやれてるとは思えない采配を繰り返してきたのでね。。。
木崎や清水のリークでは、9月テストマッチ後の移動バス内で代表選手らが森保を差し置いて議論白熱してたらしいから
選手らでシミュレーションはやってくれるみたいね。
試合のビデオ映像も、より詳細なものを選手らの強い要求で用意させたらしいし。
とはいえ代表の選出までは、選手サイドは介入できないからね。
戦術の詰めとかシミュレーションまで選手任せにするなら
正直、代表選手のセレクションまで選手らの合議制にした方が
ゲームプランとメンバーに齟齬が生まれないと思う。
自分以外にしか投票できないとか縛りを用意してね。
>>15
遠藤・守田・田中・板倉、みんな怪我あがりの中で
柴崎2ボランチ起用の想定のが、よっぽど怖くて有り得ない決断に思えるがな。
最終予選awayサウジ戦の柴崎の酷さは今も鮮明だし、
相変わらずレガネスでも強度が低いプレー見せてるし、
ウニオンで見せる原口のモビリティや強度とは比べモンにならんぞ。
ブンデス1部の首位争いが見せる強度と、リーガ2部で中下位を漂っているクラブの試合強度を比べるのは
フェアじゃないかも知れんが。
>>3
同感。この間の親善試合も長谷部が合宿にコーチングしたり、森保と話したあたりでバランスとれていたお陰であったとも思った。
選手側のイメージを集められる信頼ある人間じゃないと叶わない。監督の能力に不信感ある代表選手は少なからずいるだろうし
>>6
ただ辞めるだけでしょ、代表戦終わったら。田嶋だってハリルの時からのゴタゴタの責任とってないしね。それどころかまた会長選出て派閥丸めこんで当選してるしな
>>17
川辺も選ばれていなくて柴崎選ばれたんだからその議論はナンセンス
原口の1番好きなとこは、悪ガキが成長して大人になったような、頼もしいメンタリティなんだわ
代表の中じゃ吉田や長友、川島より遥かに信頼できた。実力が不十分だったわけじゃないし、W杯を戦う原口が見られないのは残念で仕方がない。
他に落ちていいのは沢山いるのに必要だと思われる原口がいないのは謎だなぁ。W杯経験者で得点者だぞ。クラブでのパフォーマンス悪くないだろ。
なんで選ばれないかなぁ
原口落選は今回一番のサプライズだったよな
格上相手に守備から入るならスタメンでも違和感ないくらいには必要な選手だと思うんだけど
この熟練のコメントがもう
ドイツやスペイン相手に同点で進んだ終盤に投入して
チームの強度と運動量を保つとか、使い道いろいろありそうな選手なのに
どことやるんでもいてほしい選手だが今回はさらにドイツ相手というね
今回から26人登録になってる。
そもそも依然と変わらず23人だったら入ってなかった気がするのでまあ仕方ないかなと思う。柴崎か原口か。自分なら原口にしたけどね。