2025年6月より32チーム参加のクラブW杯が新設されることに伴い、今大会は現行のフォーマットで最後のクラブW杯となる。“最終決戦”に臨むのは、2021-22シーズンのチャンピオンズリーグで前人未到14度目の欧州制覇を成し遂げたレアル・マドリードと、2021シーズンのAFCチャンピオンズリーグ王者であるアル・ヒラルだ。レアル・マドリードは準決勝でアル・アハリ(アフリカ)に苦しめられながらも、終盤に2点を追加して最終的には4-1と大勝。一方、アル・ヒラルは2回戦でCAFチャンピオンズリーグ王者でもあるウィダード・カサブランカ(開催国)をPK戦の末に下すと、準決勝では前半に退場者を出したフラメンゴ(南米)を3-2で破り、決勝戦まで辿り着いた。なお、過去にクラブW杯では2016年の鹿島アントラーズ(日本)、2018年のアル・アイン(UAE)と“アジア勢”は2度決勝戦に進出したことがある。しかし、両クラブとも開催国としての出場だったため、“アジア王者”として決勝戦に進むのはアル・ヒラルが初となっている。
レアル・マドリードは準決勝からスターティングメンバーを2名変更。負傷の影響で準決勝はベンチスタートとなっていたダニエル・カルバハル、当初はメンバー外となっていたカリム・ベンゼマが先発に名を連ねた。一方、アル・ヒラルはスターティングメンバー1名を入れ替え。かつてFC東京でプレーしていたチャン・ヒョンスを筆頭に、欧州での経験も豊富なルシアーノ・ビエットやムサ・マレガらがスタメンに入った。
【スコア】
レアル・マドリード 5-3 アル・ヒラル
【得点者】
1-0 13分 ヴィニシウス・ジュニオール(レアル・マドリード)
2-0 18分 フェデリコ・バルベルデ(レアル・マドリード)
2-1 26分 ムサ・マレガ(アル・ヒラル)
3-1 54分 カリム・ベンゼマ(レアル・マドリード)
4-1 58分 フェデリコ・バルベルデ(レアル・マドリード)
4-2 63分 ルシアーノ・ビエット(アル・ヒラル)
5-2 69分 ヴィニシウス・ジュニオール(レアル・マドリード)
5-3 79分 ルシアーノ・ビエット(アル・ヒラル)
https://news.yahoo.co.jp/articles/fc1332981b6b615f28e7d5e151256679af6efba0
レアル・マドリードが自分達で作り上げた最多優勝記録を更新
続く18分にもレアル・マドリード。右サイド深い位置に侵入したルカ・モドリッチがクロスボールを送るも、GKアブドゥル・アル・マイウフが先に触ってフィニッシュまで持ち込ませない。しかし、チャン・ヒョンスのクリアボールを拾ったバルベルデがダイレクトでボレーシュート。強烈な一撃でバルベルデも2試合連続ゴールを記録し、レアル・マドリードがリードを広げた。
しかし、アジア王者も黙っていない。26分、自陣でボールを奪ったところから一気にスピードを上げ、モハメド・カンノのスルーパスからマレガが中央を突破。右足でゴールネットを揺らし、アル・ヒラルが1点を返した。前半はこのままレアル・マドリードの1点リードで終了している。
後半に入るとレアル・マドリードが試合を決めにかかる。54分、ヴィニシウスがエドゥアルド・カマヴィンガとのワンツーで左サイドを突破。アウトサイドで低い弾道のクロスボールを送ると、一瞬の動き出しでマーカーを振り切ったベンゼマが押し込んだ。続く58分にはバルベルデがカルバハルとのパス交換から右のインサイドレーンを突き進み、自らゴールネットを揺らす。レアル・マドリードがリードを3点に広げ、勝利を手繰り寄せた。
一気に点差を広げられたアル・ヒラルだったが、63分には再び相手ゴールに迫る。敵陣右サイドでボールを持ったサウド・アブドゥルハミドのスルーパスにビエットが反応。ペナルティエリア右からループシュートを沈め、点差を縮めた。
1点を返されたレアル・マドリードだったが、69分にはヴィニシウスの左サイドからチャンスが生まれる。途中出場のダニ・セバージョスからのパスを受けると、自ら果敢にドリブルを挑む。相手に触られて突破とはならなかったが、セカンドボールを拾ったセバージョスの切り返しが長くなったところを、ヴィニシウスが右足で叩き込んだ。
78分になると今度はアル・ヒラルが魅せる。途中出場のミシェルが左から一気にスピードを上げ、ペナルティエリア左の深い位置に侵入。マイナスへ折り返すと、走り込んだビエットがルーレットで相手をかわし、そのままボールを押し込んだ。
試合はこのままタイムアップ。この結果、レアル・マドリードの優勝が決まった。
コメント
いつの間にか始まっていつの間にか終わってた
CWCってWBCみたいなもんやろw
起きられないのが分かってたから録画して、さんまをスキップして試合だけ見たよ。