フランク・ランパード暫定監督の就任以降も3連敗と調子の上がらないチェルシーは、現在公式戦6戦未勝利と苦しい時期を過ごしている。ファーストレグもレアル・マドリードの本拠地『サンティアゴ・ベルナベウ』で0-2と完敗を喫していた。最悪のチーム状況ながらも、ノックアウト形式のコンペティションでは十分に“奇跡”も起こり得る。昨季の大会覇者は現在公式戦2連勝中となっているが、ホーム『スタンフォード・ブリッジ』で逆転を狙う。
チェルシーはファーストレグからスターティングメンバー4名を変更。出場停止のベン・チルウェルに代わってマルク・ククレジャが起用された他、カイ・ハフェルツ、トレヴォ・チャロバー、コナー・ギャラガーがスタメンに入った。一方のレアル・マドリードはファーストレグと全く同じ11名が並び、ルカ・モドリッチ、カリム・ベンゼマ、ヴィニシウス・ジュニオールらが先発入りを果たした。
【スコア】
チェルシー 0-2(2戦合計:0-4) レアル・マドリード
【得点者】
0-1 58分 ロドリゴ(レアル・マドリード)
0-2 80分 ロドリゴ(レアル・マドリード)
https://news.yahoo.co.jp/articles/47bf788d573251567707362247af67dc57be0cf9
レアル・マドリードが“らしさ”を発揮しCL準決勝へ
対するレアル・マドリードは20分、右サイド高い位置をとったダニエル・カルバハルからのリターンパスを受けたロドリゴが、ペナルティエリア右からタイミングを見て右足一閃。ニアサイドを狙った強烈な一撃はポストを直撃。続く32分にはカルバハルからのパスに飛び出したモドリッチがペナルティエリア右に侵入し、そのままフィニッシュまで持ち込むも、ここはGKケパ・アリサバラガに阻まれる。
前半アディショナルタイムには再びチェルシーの右サイドからチャンスが生まれる。マテオ・コヴァチッチ、ハフェルツと繋いで右サイドのR・ジェームズにボールが渡ると、グラウンダーのクロスボールがファーサイドでフリーになっていたククレジャの元へ。左足のシュートで先制かと思われたが、“古巣戦”となるGKティボー・クルトワのビッグセーブに阻まれ、ゴールネットを揺らすことはできなかった。
スコアレスで折り返した後半、遂に試合が動く。58分、エデル・ミリトンのパスで局面を打開すると、右サイドでボールを受けたロドリゴがファーストタッチで寄せてきたチャロバーを置き去りに。右サイド深い位置に侵入してマイナスへ折り返すと、ヴィニシウスからのリターンパスを受けて左足でねじ込んだ。レアル・マドリードが敵地でも隙を見逃さず、先手を取っている。
逆転突破に向けて最低でも3点が必要となったチェルシーは、失点直後の60分に敵陣でのボール奪取からギャラガーが右足フィニッシュ。ここはGKクルトワの正面へ。65分にはチアゴ・シウヴァからのクロスボールをククレジャが頭で落とし、最後はエンソ・フェルナンデスが左足を振り抜くも、またもGKクルトワが立ちはだかった。
レアル・マドリードはボールを握りながらしたたかな試合運びを見せたものの、終盤に差し掛かった80分に再び攻撃へ。アントニオ・リュディガーからの浮き球パスで左サイド高い位置までボールが渡ると、ヴィニシウスがマイナスへ折り返し。待っていたフェデリコ・バルベルデはファーストタッチが対峙した相手を抜き去り、GKケパを引き寄せてからマイナスのロドリゴへ繋ぐ。最後はロドリゴが無人のゴールに流し込み、レアル・マドリードが勝負を決定付けた。
試合はこのままタイムアップ。レアル・マドリードが180分間を通して力の差を見せつけ、3シーズン連続の準決勝へと駒を進めた。一方のチェルシーはこれでランパード暫定監督就任後公式戦4連敗。7戦未勝利となってしまった。
コメント
ボーリー「ロドリゴとバルベルデ獲ったろ!
レアルのカウンターが強烈すぎてどこも手に追えてないな
やっぱドン引き戦術が1番効果的なのかもしれん
レアルの選手がゴール前で利他的なの本当好き
決定力皆無のカンテをシャドーで起用するランパードの迷采配は今季一ですこ
序盤チェルシーにいくつかチャンスあったように見えたけどそれも踏まえた上で
危ない場面なんだかんだ回避して破壊力で勝ついつものレアルだったな
結局チェルシーは演出に踊らされてただけ