
今夏の移籍市場で、リオネル・メッシやイルカイ・ギュンドアンなどの新戦力獲得が噂されるバルセロナは、ファイナンシャル・フェアプレーやサラリーキャップの問題を抱えていて、新戦力を迎えるには現スカッドの売却が必要だ。
これまでフェラン・トーレスやフランク・ケシエ、エリク・ガルシアらに加え、下部組織出身の「至宝」であるアンス・ファティも売却候補に入っていると伝えられてきたが、そのアンス・ファティの代理人に動きがあるようだ。スペイン紙『スポルト』が報じている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/5737d34c83ba2a86786a77afb2cff5ba385f92c6
売却候補に挙がっているバルサの「現10番」アンス・ファティ

記事によると、代理人のジョルジュ・メンデスは、7000万ユーロ(約98億円)の移籍金でプレミアリーグ方面を中心に売り込みを検討。バルサのシャビ監督はアンス・ファティを重要な戦力とは考えていないため、バルサ側は実際にオファーがあれば、耳を傾ける可能性があるという。
アンス・ファティは、バルサのカンテラ時代に日本代表の久保建英とプレーした経験もある生え抜きのFW。2019年に16歳でトップチームデビューを果たすと、ラ・リーガ(19-20シーズン)で24試合に出場し7ゴールを挙げるなど規格外の才能を見せ、21-22シーズンにはメッシ退団に伴い、背番号「10」を受け継いだ。
しかし近年は度重なる故障に悩まされ、徐々に出場機会が減少。今シーズンは大きな離脱もなく、リーグ戦30試合に出場しているが、そのうち先発は11試合で、フル出場に至っては1試合のみ。得点数も4と、厳しい状況が続いている。
