
頭部の負傷から奇跡的に回復した元日本代表監督のアルベルト・ザッケローニ氏(70)が、このほどイタリアのコリエレ・デラ・セーラ紙のインタビューに応じ、頭を強打した当時の事故や、現在の心境などについて語った。
ザッケローニ氏は2月10日にイタリアの自宅で転倒。頭部を強打し、チェゼーナの集中治療室(ICU)に搬送された後、頭部の血栓を取り除く手術を受けた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/41a6f03f55ed4b610940558dcc20da15f1fb89bb
時間とともに徐々に回復…4月末には退院して自宅に戻った

転倒した際のことは妻・フルヴィアさんからも聞かされたようで、今回のインタビューで同氏は、自身の記憶と合わせて「階段を下りているときに滑ってしまい、7~8段ほど転がり落ちてしまった。そして頭を強打し、大量の血を流して衰弱していたみたいだ。頭はぱっくり割れて、目も見開いていたようだね。一階にいた妻は、私の叫び声で気づいたようだよ」と振り返っている。
それでも必死の治療の甲斐あって、時間とともに徐々に回復。約1カ月後に地元チェゼナティコのリハビリセンターに移り、4月末には退院して自宅に戻った。「今、生きているのが奇跡だよ」というザッケローニ氏。長い入院生活の影響もあり、足の筋肉がかなり落ちたようで、現在は「以前は散歩は趣味だったが、今は筋力を取り戻すために必要に駆られ、毎日、10キロほど歩いているよ」という。
