5日にFIFA女子ワールドカップ2023決勝トーナメント1回戦でノルウェー代表と対戦したなでしこジャパンは、魅惑のフットボールで3-1と快勝を収めた。
グループステージ最終節のスペイン戦ではポゼッション率22%からの堅守速攻で4-0の大勝を収めたことが話題となったが、ノルウェー戦はまったく違う図式となった。守備を固めるノルウェー相手に61%のポゼッションを維持し、中盤の長谷川唯を中心に日本側からゲームを動かしていく形となったわけだ。
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W杯ベスト8進出を決めたなでしこジャパン
現なでしこの強みはここにある。スペイン戦のように相手にボールを持たせたところから崩すプランもあれば、自分たちからボールを動かすプランもある。スペイン『as』はノルウェー戦での日本のパスワークを『ティキ・タカ』だと称え、スペイン戦から柔軟にプランを変えた点を評価する。
「対戦相手が異なればプランも変わる。日本は長谷川、田中、藤野が先発に戻り、4-0で勝利したスペイン戦とは違ってボールを保持した」
ポゼッションにこだわっているわけでもなく、ティキ・タカを意識しているわけでもないだろう。柔軟に戦いを変えながら、繋げるところでは自慢のパスワークで相手を崩しにかかる。局所的ティキ・タカと言ったところか。
果たしてベスト8ではどんなプランを選択してくるのか。様々なプランを遂行できるなでしこジャパンは世界の脅威となっている。