鎌田大地、レッチェとの開幕戦デビューの可能性は？サッリも驚くほどの仕上がりの日本代表MFに伊紙が見解

セルゲイ・ミリンコヴィッチ＝サヴィッチの後釜として注目を浴びる鎌田だが、早くも開幕節のレッチェ戦でセリエAデビューが実現するのか、イタリア紙『Gazzetta dello Sport』が19日、見解を示した。

イタリア紙は「開幕戦は古いラツィオで…新選手は学ぶ側に」との見出しを付け、鎌田を含む新戦力がベンチスタートとなることを予想。「夏の補強選手は全員が指揮官の期待に応えている」が、マウリツィオ・サッリの「戦術のメカニズムは特殊であり、適応期間はかなり長くなることもあるため、新選手の導入は段階を踏んで行うべき」との見方を示した。

ただ、鎌田については「不確定」な要素があると主張している。日本代表MFは「フリーの選手で数週間にわたって1人でトレーニングをしていたことから、サッリやスタッフは、準備面で大きく遅れていると考えていた」と指摘。しかし「フォルメッロへやって来た時のコンディションは、良い意味でみんなを驚かせた」ほどの仕上がりだったという。

それでも「まだ90分間プレーできるほどではない」との見解を示す一方で、「日本人選手は、レッチェでの明日の試合において、新選手を徐々に融合させるというサッリの方針における唯一の例外となる可能性がある」と主張した。

ただ、サッリが「試合開始時に安全な選択肢である“古い”ラツィオ」で臨んだとしても、「カマダやおそらく（バレンティン）カステジャーノスと（グスタフ）イサクセンには、試合途中から出場機会が与えられるだろう」と予想。次戦で鎌田のセリエAデビューが実現する可能性が高いとの見解を示した。

なお、『Corriere dello Sport』も鎌田のライバルとなるマティアス・ベシーノの先発を予想。一方、『Sport Mediaset』は鎌田を先発予想メンバーに据え、「サッリは開幕戦で実験をしないだろう。スターティング11には、新選手の中からカマダのみを起用するはずだ」と綴った。『Sky Sport』も同様に、19日時点で鎌田の先発を予想している。