ブンデスリーガ2部フォルトゥナ・デュッセルドルフのダニエル・ティウーネ監督がオスナブリュック戦に向けた記者会見で、日本代表MF田中碧について言及した。
田中は前節ハンブルガーSV(HSV)戦で、それまでレギュラーだったアペルカンプ真大の代わりに先発出場し、終盤までプレー。結局0-1で敗れた試合後にティウーネ監督は昇格を争う相手との一戦での田中の先発起用は相手MFを「制限するため」とし、「アオはビッグゲームができる」などと説明していた。
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次の試合では何が必要となるのか考えなければならない
一方で、デュッセルドルフは6日の第9節で現在最下位に沈む昇格組オスナブリュックとホームで対戦。この試合でも田中を起用する可能性について問われたティウーネ監督は「先週の決断は難しく、シンタとも長く話した。彼がここ何回かのHSV戦は常にスタートできなかったというのもあるが、プレーが上手いインサイドハーフ2人相手に守備的MFを2人起用することにした」と語り、次のように続けた。
「(HSV戦)前半は(ラースロー)ベーネスと(ルドヴィト)ライスの対応で問題を抱えていたが、アオ・タナカは後半に明らかに安定感が増し、そのインサイドハーフ2人のプレーを制限することができていたと思う。退場者を出して10人で守ることになったのもPKを献上したのももちろんあまり良くなかったが、アオの守備的パフォーマンスは良かったよ」
「次の試合では何が必要となるのか考えなければならない。相手は高い位置を取る2人のインサイドハーフを起用するのか、ロベルト・テシェといった6番と8番を行き来するハイブリッドタイプがプレーするのかなどね。なので我々はそれらに対し調整するのか、それとも自分たちのサッカーを貫くのかということだ。正直、まだ結論が出ていない。MFポジションにおいては4人の中から選ぶことになる」